小笠原の土壌動物

小笠原の土壌動物
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小笠原的土壤动物

DOI:
10.11519/jjsk.87.0_11
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发表时间:
2019
期刊:
Shinrin Kagaku
影响因子:
--
通讯作者:
長谷川元洋
長谷川元洋
中科院分区:
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文献类型:
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作者:
Matsuoka Shunsuke;Doi Hideyuki;Masumoto Shota;Kitagawa Ryo;Nishizawa Keita;Tanaka Kaho;Hasegawa Motohiro;Hobara Satoru;Osono Takashi;Mori Akira S.;Uchida Masaki;長谷川元洋

文献摘要

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小笠原諸島父島において, 侵略的外来種であるニューギニアヤリガタリクウズムシ (Platydemus Manokwari, 以下, ウズムシ) による捕食が主要因となり, 固有の陸産貝類が減少していると報告されている (Sugiura et al. 2006). Hasegawa ら (2009) が, 貝類が絶滅した場所としていない場所で貝類以外の土壌動物群集を比較したところ, ほとんどの土壌動物はウズムシの捕食の影響は受けていないと考えられた. しかし, 貝類を専食する, カタキバゴミムシの仲間の固有の未記載種 (Badister sp.) が, 貝類が存在している調査地のみで, わずかな個体数ながら発見された. 従って, 貝類の絶滅を端緒とする連鎖的な食物網の崩壊が懸念される. 土壌動物の代表選手といえばミミズであろう. しかし, 海洋島である小笠原諸島にはミミズの天然での侵入は難しいと考えられており, 現在小笠原で知られているミミズは全て移入種であるといわれている (Nakamura 1994). そのミミズだが, 小笠原の森林において極めて種 (Protaphorura sp.), ケシトビムシ (Megalothorax minimus), トゲウロコニシキトビムシ (Heteromurus tenuicornis) を父島で採集したと報告している. このうち, トゲウロコニシキトビムシ (写真 _4) は, 東南アジア, ミクロネシア, メラネシアでの分布が知られているが, 日本国内は小笠原父島のみで採集の報告がある. ササラダニでは, チチジマイレコダニ (Oribotritia chichijimensis, 写真 _5) ドテラダニ (Eremaeozetes octomaculatus), オ ガ サ ワ ラ イ ブ シ ダ ニ (Austrocarabodes boninensis), カルベイブシダニ (Diplobodes karubei), オオマルシダレコソデダニ (Triaungius rotundus) など, 小笠原諸島からいくつかの新種が発見されている. 青木 (2001) は, 小笠原諸島のササラダニのリストを作成し, 小笠原諸島全体から 40 科 79 種を記録している. このうち, 種名がこの時点で確定した種が 51 種であった. 沖縄, 八重山諸島からは 113 種が発見され, 小笠原諸島との共通種が 35 種, 小笠原諸島にのみ生息する種は 16 種であった. 青木 (2001) は, 小笠原諸島における種組成の貧弱さは, 沖縄, 八重山諸島が大陸島であるのに対し, 小笠原諸島が完全な海洋島であることと, 島の面積が小さいこと等によると推察している. さらに, 沖縄, 八重山諸島でみられ, 小笠原諸島に見られない 15 科のササラダニは風や海流による遠距離の分散移動に耐えられないグループである一方, 小笠原諸島のみで見られる種は, ミクロネシア系統の種で, 南方から流木などに乗って移動してきたと推定している. また, 小笠原諸島には, イブシダニ科の種 (写真 _6) が種数, 個体数ともに豊富であるのが特徴的であるとしている. イブシダニ科の種は比較的硬い外皮を持つのが特徴である.