Spatially resolved immune microenvironmental profiling for follicular thyroid carcinoma with minimal capsular invasion

Spatially resolved immune microenvironmental profiling for follicular thyroid carcinoma with minimal capsular invasion
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DOI:
10.1038/s41379-021-00993-6
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发表时间:
2021-12
期刊:
影响因子:
7.5
通讯作者:
Sumiyo Saburi;T. Tsujikawa;A. Miyagawa-Hayashino;Junichi Mitsuda;K. Yoshimura;Alisa Kimura;Hiroki Morimoto;Gaku Ohmura;A. Arai;H. Ogi;Eiichi Konishi;K. Itoh;K. Sugino;Shigeru Hirano
Sumiyo Saburi;T. Tsujikawa;A. Miyagawa-Hayashino;Junichi Mitsuda;K. Yoshimura;Alisa Kimura;Hiroki Morimoto;Gaku Ohmura;A. Arai;H. Ogi;Eiichi Konishi;K. Itoh;K. Sugino;Shigeru Hirano
中科院分区:
医学1区
文献类型:
--
作者:
Sumiyo Saburi;T. Tsujikawa;A. Miyagawa-Hayashino;Junichi Mitsuda;K. Yoshimura;Alisa Kimura;Hiroki Morimoto;Gaku Ohmura;A. Arai;H. Ogi;Eiichi Konishi;K. Itoh;K. Sugino;Shigeru Hirano

文献摘要

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近年様々ながんにおいて腫瘍微小免疫環境, さらにはその不均一性の重要性が示されている. 甲状腺濾胞癌は細胞異型が乏しく, 被膜浸潤・血管浸潤による組織構造的要素をもとに診断される点が特徴的であるが, その免疫環境と腫瘍内不均一性はほとんど明らかになっていない. 申請者は, 甲状腺濾胞癌の組織構造不均一性に応じた免疫環境を詳細に明らかにする為に, 被膜浸潤を有する微小浸潤型濾胞癌を対象とし, 多重免疫染色・イメージサイトメトリーを用いて解析を行った. 同一切片内における CD8 陽性 T 細胞, ヘルパー T 細胞, 制御性 T 細胞, B 細胞, NK 細胞, マクロファージ, 好中球, 肥満細胞, 樹状細胞の頻度, 分布, Programmed cell death ligand-1 (PD-L1) 発現を定量化し, 腫瘍組織を腫瘍中心部, 腫瘍辺縁部, 被膜浸潤部, 腫瘍周囲間質, 正常組織の亜領域に分割し, 免疫的微小環境を評価した. 結果, 腫瘍内外に不均一に免疫細胞が分布している様子が観察され, 甲状腺濾胞癌の腫瘍内は腫瘍外の正常組織と比較し, 免疫抑制的なマクロファージや好中球などの骨髄系免疫細胞が豊富であることが示された. また, 被膜浸潤部に着目すると, 免疫細胞, なかでも T 細胞は腫瘍外に多く存在し, 被膜破綻部を介して腫瘍内に張り出すように存在している様子が観察され, 被膜浸潤部における T 細胞と好中球の比率は, 被膜が保たれた腫瘍辺縁部に比べて有意に高いことが示された. さらに, 被膜浸潤部における PD-L1 発現は, 腫瘍中心部と比較し, 有意に高いことが示され, 被膜破綻部は他の腫瘍内部位とは異なる免疫特性を有し, 免疫的な腫瘍内不均一性が存在した. 様々ながんにおいて, 骨髄系細胞優位の炎症と腫瘍の侵襲性や悪性形質との関連が示されており, 甲状腺濾胞癌の腫瘍内骨髄優位性が腫瘍進行と関連している可能性が示唆された. 被膜浸潤部における特異的な免疫環境の存在は, 甲状腺濾胞癌の被膜浸潤初期の腫瘍内外の免疫環境の変化を捉えている可能性があり, 甲状腺濾胞癌の初期浸潤に免疫機構が関与していることが示唆された. また PD-L1 発現の局在と不均一性から, 甲状腺濾胞癌の病態における腫瘍と免疫の相互作用の存在が示唆された. 以上が本論文の要旨であるが, 甲状腺濾胞癌の組織構造不均一性に応じた免疫不均一性を明らかにし, 今後新たな角度から発がんや進行の機序への理解を深め, 診断の上で重要である濾胞癌被膜浸潤部の同定や新規治療開発への一助となる可能性が示唆された点で, 医学上価値ある研究と認める.