The Logic of the Chinese Communist Party’s Administrative Procedure Law: Controlling Regime Insiders and the “Democratic” Function of the People’s Court

The Logic of the Chinese Communist Party’s Administrative Procedure Law: Controlling Regime Insiders and the “Democratic” Function of the People’s Court
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中共行政诉讼法的逻辑:控制政权内部人士与人民法院的“民主”功能

DOI:
10.11479/asianstudies.67.3_1
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发表时间:
2021
期刊:
Asian Studies
影响因子:
--
通讯作者:
内藤寛子
内藤寛子
中科院分区:
--
文献类型:
--
作者:
棚村政行;水野紀子;潮見佳男編;今津綾子;加藤甲斐斗;加藤甲斐斗;斧原 藍 ・大谷 彬矩・山田 早紀・山崎 優子・金 成恩・橋場 典子;山田早紀;油本 真理;油本真理;油本真理;内藤寛子

文献摘要

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権威主義体制にある政治指導者の最も困難な政治的課題の一つが, 体制内エリート 1) との権力分有である (Svolik, 2012). 体制内エリートに多くの権力を分配しすぎると, 彼らにクーデターのインセンティブを与え, 現体制は動揺する. 一方で, 権力を政治指導者に集中させすぎると, 体制内エリートが現体制を支持する利益は減ずる. 権威主義体制にある政治指導者は, どのように体制内エリートと適切な関係を築き, そしてそれを維持させるのであろうか. 本論文は, 権威主義体制の政治指導者が, 体制内エリートとの権力分有にかかるディレンマを処理する一つの手段として, 司法機関の機能を制度化し, 活用しようと試みたことを論じるものである. とりわけ, 本論文は, 中国の行政訴訟法の制定過程を事例に, 中国共産党指導部が体制内エリートを統制する手段として, 人民法院の 「民主的な」 機能を制度化し, 活用しようと試みたことを明らかにする. 行政訴訟法の制定過程を取り上げる理由は, 行政訴訟法の施行が, 中国共産党の一党体制下にある現代中国政治において大きな意味を持つためである. 中国の司法機関である人民法院は, 民主主義体制下にある司法機関とは異なり, 中国共産党および立法機関あるいは国家権力機関とされる人民代表大会から独立した組織ではない 2). このことから, 中国共産党のみならず, 人民代表大会, そして行政機関である国務院および政府に対して異議申し立てができない, と看做されてきた 3).しかし, 行政訴訟法の制定は, 人民法院に新たな権限を付与し, その結果として人民法院の政治的位置づけをも大きく変化させる可能性があった. なぜなら, 行政訴訟法の施行によって, 私的利益の保護のために訴えられた行政機関を合法的な根拠に基づいて人民法院が裁くこととなり, 中国共産党およびその命令的指導の下にある行政機関は, 裁判の結果によって諸政策の見直しを求められるからである. このような変化は, 人民法院が政策決定過程への影響力を強める可能性だけでなく, 人民法院の独立性という観点からも注目された. しかしながら, 中国共産党は, 人民法院の独立を依然として強く否定している 4). それでは, 中国共産党はどのような目的に基づいて行政訴訟法の導入を決定したのであろうか. そして, 中国共産党は, その命令的指導を強調し人民法院の独立を否定する中で, 人民法院にどのような役割を期待したのであろうか. この問いを明らかにするため, 行政