Iron Corrosion under the Enrichment Culture of Anaerobic Microorganisms Utilizing Metallic Iron as an Electron Donor

Iron Corrosion under the Enrichment Culture of Anaerobic Microorganisms Utilizing Metallic Iron as an Electron Donor
复制标题

以金属铁作为电子供体的厌氧微生物富集培养下的铁腐蚀

DOI:
10.3323/jcorr.59.298
复制
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
通讯作者:
S. Harayama
S. Harayama
中科院分区:
--
文献类型:
--
作者:
Kimio Ito;T. Uchiyama;Takao Iino;K. Mori;S. Wakai;Hirohito Tsurumaru;O. Miki;S. Harayama

文献摘要

被引文献

相似文献

鉄を電子供与体として培養可能な嫌気性微生物の集積培養物を用いて鉄腐食性について調べた.九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の嫌気性微生物の集積培養物は,鉄を激しく腐食した.しかし,東北地区の油井排水,及び江戸川河口の底泥由来の嫌気性微生物の集積培養物は鉄をほとんど腐食しなかった.東北地区の油井排水,及び江戸川河口の底泥由来の嫌気微生物の集積培養物で鉄を腐食させた場合には,黒色の硫化鉄の被膜が表面に検出された.したがって,これら東北地区の油井排水,及び,江戸川河口の底泥由来の嫌気性微生物の集積培養物による鉄の腐食は,おもに硫酸塩還元菌(SRB)によるものと考えられた.しかし,九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の嫌気性微生物の集積培養物による鉄の腐食では,SRBによる腐食に特徴的な硫化鉄の被膜は検出されなかった.九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の嫌気性微生物の集積培養物による鉄の腐食生成物の主要な成分として,炭酸鉄(FeCO3)が検出された.したがって,九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の嫌気性微生物の集積培養物による鉄の腐食は,従来よく知られているようなSRBによる腐食ではないことが考えられた.九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の集積培養物で腐食させた炭素鋼SS400試験片の,Arガスで嫌気性にした人工海水中での自然電位は,無菌の系で腐食させた試験片や,東北地区の油井排水,及び江戸川河口の底泥由来の嫌気性微生物の集積培養物で腐食させた試験片の自然電位と比較して,120から140 mVほど貴な電位であった.したがって,九州地区の原油タンクの底板に残留した水由来の嫌気性微生物の集積培養物による鉄の腐食では,腐食生成物と地鉄の間でガルバニックセルを形成することで,腐食が促進されている可能性が考えられる.