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概述

DOI:
10.11406/rinketsu.62.370
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发表时间:
2021
期刊:
Rinsho Ketsueki
影响因子:
--
通讯作者:
小原 直
小原 直
中科院分区:
--
文献类型:
--
作者:
Ugawa M;Kawamura Y;Toda K;Teranishi K;Morita H;Adachi Hiroaki;Tamoto Ryo;Nomaru Hiroko;Nakagawa Keiji;Sugimoto Keiki;Borisova Evgeniia;An Y;Konishi Y;Tabata S;Morishita S;Imai M;Takaku T;Araki M;Komatsu N;Hayashi Y;Sato I;Horisaki R;Noji H;Ota S;杉浦一充;小原 直

文献摘要

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近年, あらゆる血液疾患領域で分子標的薬が出現しているが, 赤血球・貧血疾患領域でも例外ではなく, 様々な治療が出現している.『臨床血液学 2021―新たな治療戦略の地平線―』 と題する今年の特集では腎性貧血・鉄欠乏性貧血・発作性夜間ヘモグロビン尿症の新規治療を 3 名のエキスパートの先生方に解説していただいた. 腎性貧血・HIF-PH 阻害薬に関しては, 東京大学腎臓内分泌内科の南学正臣先生らに執筆していただいた. 転写因子 HIF を介した低酸素応答は, エリスロポエチン遺伝子の発現・血管新生・鉄代謝などさまざまな領域で極めて重要であり, 2019 年に Semenza 博士, Ratcliffe 博士, Kaelin 博士がノーベル賞を受賞し, 世界的に注目が高まっている. HIF は通常酸素分圧ではプロリン水酸化酵素によって水酸化され, von Hippel-Lindau protein (pVHL) が結合してユビキチン化され, プロテアソームで分解される. 低酸素分圧下では HIF の分解が抑制され, 核内に移行してエリスロポエチンなどの標的遺伝子を発現させることになる. HIF-PH 阻害薬は HIF の分解を抑制することでエリスロポエチン発現を刺激するという, 腎性貧血治療に対する新たな作用機序の薬剤である. 従来の ESA 製剤は注射剤であるために頻回の来院が必要であるのに対し, HIF-PH 阻害薬は経口薬であり, 作用機序の異なる薬剤であるために利便性の向上・難治例への効果・多面的な効果が期待される. 本文中では懸念点も含めてわかりやすく解説していただいている.鉄欠乏性貧血に対するカルボキシマルトース第二鉄については北海道赤十字血液センターの生田克哉先生に解説していただいた. 鉄欠乏性貧血は日常診療で極めて高頻度に遭遇するが, 出血源の検索や吸収不良などを考慮する必要があり, 実際には注意深い診療が必要な病態といえる. これまで実臨床で使用可能な静注製剤は高頻度に投与する必要があり, 特に外来診療では患者・医療者側双方で負担となっていた. 近年, カルボキシマルトー