イスラームの宗教歌手をめぐる文化人類学的研究:セネガル・ニアセン教団を事例に
イスラームの宗教歌手をめぐる文化人類学的研究:セネガル・ニアセン教団を事例に
批准号:
21J13856
负责人:
星野 佐和
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究の目的は、西アフリカ・セネガル共和国におけるイスラームの宗教歌手および宗教的な朗唱である「ズィクル」を対象に、音楽が宗教性を帯びる過程について民族誌的手法によって明らかにすることである。本年度は、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされていた現地調査を開始することができた。調査の延期により、当初予定していた1年間の現地調査を遂行することが困難な状況であったが、研究員資格の延長が可能となったため、調査期間を延長し、現在も調査を継続中である。当初の調査計画における主な調査対象は、1)現地主要メディア、2)宗教集会、3)ズィクルの祭典であった。現地主要メディアについては、計画当初はテレビやラジオを想定していたが、都市部においてはスマートフォンの普及により、YouTubeやTikTokなどのソーシャルメディアによる情報収集・拡散が主流となっている状況を踏まえ、これらのメディアが日常的にどのように使用されているかについて調査を進めている。また、宗教的な情報を提供しているテレビ局やラジオ局を対象に、宗教的な音楽実践に関するアーカイブ調査や、宗教上の理由で禁止となった音楽実践などについて聞き取り調査ができるよう、関係者との折衝を進めている。宗教集会については、セネガルの首都ダカールを中心に参与観察を行っている。現時点で、宗教集会における朗唱の音楽的構造に変化が見られることが明らかになった。ズィクルの祭典については、現段階では情報収集をするにとどまっているが、今年度は規模が縮小されたとみられる。その背景として、祭典の開催をめぐって、主に祭典のエンターテインメント的な側面に対して批判的な意見があることが明らかになっており、具体的にどのような議論があったのかという点も含めて調査中である。
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