骨格筋の運命を決定するカルシウムイオン時空間パターンと細胞内機構の解明
骨格筋の運命を決定するカルシウムイオン時空間パターンと細胞内機構の解明
批准号:
21J14283
负责人:
田渕 絢香
金额:
$0.96万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31
中文摘要
本研究は,骨格筋細胞の損傷,再生,肥大といった適応を誘導するそれぞれに特異的な細胞内カルシウムイオン時空間パターンが存在するという仮説を検証することを目的としている.昨年度の筋損傷過程を対象とした検証に引き続き,本年度は損傷から再生後の骨格筋における細胞内カルシウムイオンパターンを検証した.損傷再生過程を経て2度目の伸張性収縮時には,伸張性収縮を初めて実施した場合と比較して細胞内カルシウムイオン蓄積が抑制された.また,2度目では伸張性収縮による筋損傷率も大幅に減少し,繰り返し効果として広く知られる現象が確認された.これらの結果から,2度目の運動以降筋損傷が抑制される繰り返し効果には,細胞内カルシウムイオンパターンの違いが存在することが示された.1度目と2度目の差異をもたらす要因として骨格筋のカルシウムイオン濃度を制御するタンパク質の発現量を検証したところ,ミトコンドリアに存在するカルシウムイオン輸送タンパクの発現量が損傷再生を経た2度目では増加していた.このことから,損傷再生を経た骨格筋ではミトコンドリアによるカルシウムイオン取り込みの寄与率が高いことが考えられる.このようなミトコンドリア優先的なカルシウムイオンパターンの形成について,さらに筋の成長が著しい離乳期からの成長過程を対象として検証した.離乳期のラット骨格筋において,細胞内カルシウムイオン濃度の低下ならびにミトコンドリアカルシウムイオン取り込みタンパク質の高発現が認められた.これらの結果より,再生期と発育期の骨格筋に共通するミトコンドリアのカルシウムイオン取り込み機構の亢進は,細胞内カルシウムイオン濃度の抑制と骨格筋の適応に重要であることが示唆された.以上より,骨格筋の適応にはカルシウムイオン濃度を制御する細胞小器官がおりなすカルシウムイオンの特異的な時空間濃度パターンが重要である.
英文摘要
本研究は,骨格筋細胞の損傷,再生,肥大といった適応を誘導するそれぞれに特異的な細胞内カルシウムイオン時空間パターンが存在するという仮説を検証することを目的としている.昨年度の筋損傷過程を対象とした検証に引き続き,本年度は損傷から再生後の骨格筋における細胞内カルシウムイオンパターンを検証した.損傷再生過程を経て2度目の伸張性収縮時には,伸張性収縮を初めて実施した場合と比較して細胞内カルシウムイオン蓄積が抑制された.また,2度目では伸張性収縮による筋損傷率も大幅に減少し,繰り返し効果として広く知られる現象が確認された.これらの結果から,2度目の運動以降筋損傷が抑制される繰り返し効果には,細胞内カルシウムイオンパターンの違いが存在することが示された.1度目と2度目の差異をもたらす要因として骨格筋のカルシウムイオン濃度を制御するタンパク質の発現量を検証したところ,ミトコンドリアに存在するカルシウムイオン輸送タンパクの発現量が損傷再生を経た2度目では増加していた.このことから,損傷再生を経た骨格筋ではミトコンドリアによるカルシウムイオン取り込みの寄与率が高いことが考えられる.このようなミトコンドリア優先的なカルシウムイオンパターンの形成について,さらに筋の成長が著しい離乳期からの成長過程を対象として検証した.離乳期のラット骨格筋において,細胞内カルシウムイオン濃度の低下ならびにミトコンドリアカルシウムイオン取り込みタンパク質の高発現が認められた.これらの結果より,再生期と発育期の骨格筋に共通するミトコンドリアのカルシウムイオン取り込み機構の亢進は,細胞内カルシウムイオン濃度の抑制と骨格筋の適応に重要であることが示唆された.以上より,骨格筋の適応にはカルシウムイオン濃度を制御する細胞小器官がおりなすカルシウムイオンの特異的な時空間濃度パターンが重要である.
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伸張性収縮後の筋細胞内カルシウムイオン時空間変化と筋損傷との関係
肌内钙离子时空变化与牵张收缩后肌肉损伤的关系
DOI:
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发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Juqi Zou, Tohru Ishitani, 田渕絢香,田中嘉法,高木領,白川英樹,狩野豊]
通讯作者:
田渕絢香,田中嘉法,高木領,白川英樹,狩野豊
In vivoバイオイメージングによる骨格筋適応を制御するカルシウムイオンパターンの解明
通过体内生物成像阐明控制骨骼肌适应的钙离子模式
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Morishita, S. Murakami, M. Yokoyama, G. Ueno, 田渕絢香]
通讯作者:
田渕絢香
発育期の骨格筋細胞の成長にともなう細胞内カルシウムイオン動態の変化
骨骼肌细胞发育过程中细胞内钙离子动力学的变化
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山手駿, Ortiz-Corrales Julian Andres, 大友順一郎, 田渕絢香,髙木領,狩野豊]
通讯作者:
田渕絢香,髙木領,狩野豊
伸張性収縮負荷によるミトコンドリアカルシウム制御タンパク質の亢
由于拉伸收缩负荷导致线粒体钙调节蛋白增加
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山手駿, 大友順一郎, 田渕絢香,高木領,菊地雄大,狩野豊]
通讯作者:
田渕絢香,高木領,菊地雄大,狩野豊
伸張性収縮の繰り返し負荷は細胞内カルシウムイオン蓄積を抑制する
反复拉伸收缩抑制细胞内钙离子积累
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Junichiro Otomo, Hiroki Matsuo, Julian Andres Ortiz-Corrales, Shun Yamate, 田渕絢香,菊地雄大,高木領,狩野豊]
通讯作者:
田渕絢香,菊地雄大,高木領,狩野豊
共 7 条
生体ハイパースペクトルイメージングによる骨格筋の質の新たな評価法創出
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批准号:24K20597
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:田渕 絢香
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依托单位:
運動による筋損傷を局所限定的にする細胞内ダイナミクスの解明
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批准号:23K19921
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2023
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负责人:田渕 絢香
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依托单位:
海外基金