Vulnerability as a Beginning of Care in American Modernist Literature

脆弱性是美国现代主义文学中关怀的开端

• 批准号: 21K00348
• 负责人: 井出 達郎
• 金额: $ 1.5万
• 依托单位: Tohoku Gakuin University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2021
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2021-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-21K00348/
• 关键词: 傷つきやすさ; ヴァルネラビリティ; ケア; モダニズム

本研究の目的は、伝統的に個人の自律性に重きを置いていたアメリカにおいて、とりわけその自己のあり方が国家および個人レベルで大きく揺らいだモダニズム期の文学作品群に注目し、個人の自律性の理念からは否定的に克服すべきものとされてきた「傷つきやすさ（vulnerability）」のモチーフを拾い上げ、それが他者への「ケア（care）」という積極的な意味の物語を生み出してきたことを浮き彫りにする、というものである。2022年度においては、前年度に口頭発表したF.スコット・フィッツジェラルドにおける時間の主題を発展させ、ジャンナ・ソンプソンらの議論から「時間的傷つきやすさ（temporal vulnerability）」という新しい視点を得ることができた。その視点をもとに、日本フィッツジェラルド協会のワーク・イン・プログレスにてフィッツジェラルドの『夜はやさし』を取り上げ、これまで他の作品から論じてきた「責任／応答」という主題と関連させつつ、従来フィッツジェラルド作品において「欠陥」として言われていた時間的な混乱が、むしろ「時間的な傷つきやすさ」を提示するために必然的に要請される積極的なモチーフとなっている、という解釈を提示した。その内容を発展させ、2023年度に開催されるアメリカのフィッツジェラルド協会の国際学会の発表のプロポーザルとして申請し、受理された。この研究は、近年の哲学や社会学における「責任／応答」への問いと共鳴しつつ、コロナ禍以降引き続き注目を集めている傷つきやすさとケアという主題の新たな可能性をひらくものになっている。

The purpose of this study is to focus on the importance of individual autonomy in the system and to overcome the problem of self-discipline in the literature of different periods.(vulnerability)" In 2022, the theme of time was developed and discussed in the oral report of the previous year, namely,"temporal vulnerability" and "new perspective." The theme of the work is related to the theme of the work, and the confusion of the time is caused by the confusion of the work."Time of injury" prompt,"inevitable" prompt,"positive" prompt,"prompt, prompt The content of the exhibition is currently being developed. In 2023, the International Society of the Association of Science and Technology will be invited to submit applications and accept applications. This research has been conducted in philosophy and sociology in recent years, and the "responsibility/answer" has been asked in the middle of the resonance, and the new possibility of the theme has been raised in the middle of the problem.

项目成果

“Why don't you try to write?”――ヘンリー・ミラー『セクサス』における非の潜勢力としての「作家」

“你为什么不尝试写作？”——亨利·米勒的《性》中的“作家”作为潜在力量

• 发表时间: 2022
• 作者: 大沼由布;徳永聡子;Megumi Ohsumi;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;Yuri FUWA;吉川朗子;板倉厳一郎;吉田直希;Eishiro Ito;松本靖彦;Saeko YOSHIKAWA;井出達郎;不破有理;中村善雄;Gen'ichiro Itakura;Fukushima Shoichiro;Eishiro Ito;吉川朗子;不破有理;井出達郎
• 通讯作者: 井出達郎

作家論としての「ケアのはじまりとしての傷つきやすさ」 ――「アルコール依存症の患者」と「家族は風のなか」における個別なものへの応答

“脆弱是关怀的开始”作为作家的理论——对《酗酒者》和《风中的家人》中个体问题的回应

• 发表时间: 2022
• 期刊: フィッツジェラルド研究
• 作者: 大沼由布;徳永聡子;Megumi Ohsumi;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;後藤 美映;Yuri FUWA;吉川朗子;板倉厳一郎;吉田直希;Eishiro Ito;松本靖彦;Saeko YOSHIKAWA;井出達郎
• 通讯作者: 井出達郎

ケアのはじまりとしての傷つきやすさ再考 ――『グレート・ギャツビー』における“fix”をめぐる時間の視点から

重新思考脆弱是关怀的开始：从时间的角度看《了不起的盖茨比》中的“修复”

• 发表时间: 2021
• 作者: 井出達郎