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テクスト分析を用いたホロコースト否定論者の思想的背景の考察

テクスト分析を用いたホロコースト否定論者の思想的背景の考察
使用文本分析审视大屠杀否认者的意识形态背景
批准号:
21K00409
负责人:
渡辺 将尚
金额:
$1.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31

项目摘要

项目成果

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英文摘要
本年度は,アメリカとフランスを中心に展開されてきたホロコースト否定論が,1970年代に入ってなぜドイツで盛んに主張されるようになったのかという問い対して,令和5年度以降に論証を試みる仮説を確定させることを目標に研究を行った。従来の研究の中には,たとえば,1968年の学生運動に着目し,これを主たる要因に位置づけようとするものがある。ドイツの学生運動では,ナチ政権を招来しておきながら戦後いっさいその責任を負わず,相変わらず家父長的な支配=被支配関係を家庭に持ち込もうとする両親世代への批判も主要なテーマの一つとなったが,ユダヤ人への大量虐殺を完全否定あるいは過小評価するホロコースト否定論はそうした批判への弁解だったというのが,それらの研究の立場である。しかしそうした説明には疑問が残る。なぜなら,それまで家父長的だった両親世代が,学生運動によってその思考を簡単に放棄し,ひたすら子世代への弁解に回るというのは,いかにも無理があるからである。それに対して報告者が立てた仮説は,「理念の喪失」である。1970年代以前のドイツにも,たしかに「歴史修正主義」と言われる主張は存在した。しかしこのような主張は,ナチズム下で行われたことを,結果的にそれが誤りであったか否かに関わらず,すべて高貴なる意図に基づいた行動・施策であったことを説明しようとするという点において,その後の否定論者たちと決定的に性質が異なる。なぜなら否定論者たちは,当時の人間たちの意図については全く,あるいはほとんど触れないまま,ただただ事実の否定に専心するからである。1970年代のドイツにおいて「理念の喪失」と呼べるような現象が生じ,それが『アウシュヴィッツの嘘』を始めとした一連のホロコースト否定論を出現させたのではないか。これが今後本研究で論証を試みたい仮説である。
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