フランス諸都市における都市化と住民組織の形成史-都市公共交通整備の問題を中心にー
フランス諸都市における都市化と住民組織の形成史-都市公共交通整備の問題を中心にー
批准号:
21K01034
负责人:
國府 久郎
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
フランスの任意の住民組織である街区委員会は、日本の町内会や自治会と比較しうる組織として、主に現存する街区委員会を調査対象にし社会学や法社会学の分野で研究が蓄積されてきた。こうした日本における既存の社会学系の研究では、街区委員会は20世紀初頭にボルドーで誕生し、1920年代にはマルセイユやグルノーブルで都市問題に対応するために住民組織が設立されたとしている。しかしながら、マルセイユの史料館での現地調査により、1890年年代より街区委員会が既に結成され、都市公共交通の問題を中心に住民組織のメンバーが住環境の改善に活躍し、特に郊外地域での都市化に貢献していた事実を明らかにしてきた。本年度はマルセイユの調査で得られた事象が、他の地方大都市でも見受けられたかを検証するためにリヨンでの現地調査を実施した。リヨンの市史料館および県史料館での調査により、リヨンでも1890年代より街区委員会が結成され、1901年のアソシアシオン法の成立以前は、県庁に届出を提出していた事実を確認できた。またリヨン市の市報を20世紀前半の内容まで精査し、マルセイユとは異なり、リヨンの街区委員会は都市公共交通の問題以外にも広く街区の生活全般の諸問題について市に請願書を提出していたことが明らかになった。以上のように二都市での調査で得られた諸事実は別の大都市でも確認する必要があるため、フランス第四都市のトゥールーズでの現地調査を次年度に実施するともに、マルセイユ、リヨン、パリの郊外でこれまで調査した史料群を再度分析する予定である。
英文摘要
フランスの任意の住民組織である街区委員会は、日本の町内会や自治会と比較しうる組織として、主に現存する街区委員会を調査対象にし社会学や法社会学の分野で研究が蓄積されてきた。こうした日本における既存の社会学系の研究では、街区委員会は20世紀初頭にボルドーで誕生し、1920年代にはマルセイユやグルノーブルで都市問題に対応するために住民組織が設立されたとしている。しかしながら、マルセイユの史料館での現地調査により、1890年年代より街区委員会が既に結成され、都市公共交通の問題を中心に住民組織のメンバーが住環境の改善に活躍し、特に郊外地域での都市化に貢献していた事実を明らかにしてきた。本年度はマルセイユの調査で得られた事象が、他の地方大都市でも見受けられたかを検証するためにリヨンでの現地調査を実施した。リヨンの市史料館および県史料館での調査により、リヨンでも1890年代より街区委員会が結成され、1901年のアソシアシオン法の成立以前は、県庁に届出を提出していた事実を確認できた。またリヨン市の市報を20世紀前半の内容まで精査し、マルセイユとは異なり、リヨンの街区委員会は都市公共交通の問題以外にも広く街区の生活全般の諸問題について市に請願書を提出していたことが明らかになった。以上のように二都市での調査で得られた諸事実は別の大都市でも確認する必要があるため、フランス第四都市のトゥールーズでの現地調査を次年度に実施するともに、マルセイユ、リヨン、パリの郊外でこれまで調査した史料群を再度分析する予定である。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
« Tramway a deux sous », naissance d’une politique du transport public urbain : une tentative du premier maire socialiste de Marseille, Simeon Flaissieres (1892-1902)
“双轨电车”,公共城市交通政治的诞生:马赛社会党总理的初步尝试,西蒙·弗莱西埃 (Simeon Flaissieres)(1892-1902 年)
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
Histoire, economie & societe
影响因子:
--
作者:
[Sarif, MD O., Ranagalage, M.,Gupta, R.D., Murayama, Y., 加藤政洋・河角直美・前田一馬, KOKUBU Hisao]
通讯作者:
KOKUBU Hisao
フランス地方大都市における都市化と住民組織の形成史-都市公共交通整備の問題を中心にー
法国大城市的城市化历史及居民组织形成——聚焦城市公共交通发展问题——
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sarif, MD O., Ranagalage, M.,Gupta, R.D., Murayama, Y., 加藤政洋・河角直美・前田一馬, KOKUBU Hisao, 藤塚吉浩, 菊地俊夫・野田瑞樹, 加藤政洋, 鈴木毅彦・菅野洋光(15人中5番目)ほか東京都立大学小笠原研究委員会, 國府 久郎]
通讯作者:
國府 久郎
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