動脈硬化病変におけるカスパーゼ11依存的パイロトーシスの役割の解明
動脈硬化病変におけるカスパーゼ11依存的パイロトーシスの役割の解明
批准号:
21K06875
负责人:
唐澤 直義
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
動脈硬化病変における炎症の惹起機構として、コレステロール結晶やリン酸カルシウム結晶を危険シグナルとして認識するNLRP3インフラマソームの重要性が示めされている。NLRP3インフラマソームはカスパーゼ1の活性化を介して、炎症性サイトカインIL-1βの産生や制御された細胞死であるパイロトーシスを誘導することで炎症を惹起する。一方、カスパーゼ11はカスパーゼ1と類似した炎症性カスパーゼであり、同様にパイロトーシスへの関与が明らかになっているが、動脈硬化形成における役割は明らかではない。そこで、本研究ではカスパーゼ11が動脈硬化の進展に及ぼす影響について明らかにすることを目的として研究を行なった。Apoe欠損下にてカスパーゼ11変異を保有するマウスを作成し、ウエスタンダイエットを負荷時の動脈硬化形成について評価を行った。大動脈起始部の動脈硬化病変面積について、Oil-RedO染色により評価したところ、カスパーゼ11の変異下では病変面積に差を認めなかった。しかし、カスパーゼ11の変異は壊死性病変の面積を減少させるとともに、病変におけるコレステロール結晶の蓄積を抑制した。さらに、カスパーゼ11の変異は動脈硬化病変への好中球の浸潤を抑制した。 また、RNA-seqデータの解析から、好中球の浸潤とカスパーゼ11の増加は進展した動脈硬化病変における特徴であることが明らかになった。これらの発現プロファイルはヒト動脈硬化の不安定プラークにおいても認められた。カスパーゼ11は進展した動脈硬化病変において誘導され、好中球の浸潤と壊死性病変の形成に関与することが示唆された。次年度以降の解析としては,カスパーゼの活性化が細胞内の脂質代謝に及ぼす影響について解析を行う予定である。
英文摘要
動脈硬化病変における炎症の惹起機構として、コレステロール結晶やリン酸カルシウム結晶を危険シグナルとして認識するNLRP3インフラマソームの重要性が示めされている。NLRP3インフラマソームはカスパーゼ1の活性化を介して、炎症性サイトカインIL-1βの産生や制御された細胞死であるパイロトーシスを誘導することで炎症を惹起する。一方、カスパーゼ11はカスパーゼ1と類似した炎症性カスパーゼであり、同様にパイロトーシスへの関与が明らかになっているが、動脈硬化形成における役割は明らかではない。そこで、本研究ではカスパーゼ11が動脈硬化の進展に及ぼす影響について明らかにすることを目的として研究を行なった。Apoe欠損下にてカスパーゼ11変異を保有するマウスを作成し、ウエスタンダイエットを負荷時の動脈硬化形成について評価を行った。大動脈起始部の動脈硬化病変面積について、Oil-RedO染色により評価したところ、カスパーゼ11の変異下では病変面積に差を認めなかった。しかし、カスパーゼ11の変異は壊死性病変の面積を減少させるとともに、病変におけるコレステロール結晶の蓄積を抑制した。さらに、カスパーゼ11の変異は動脈硬化病変への好中球の浸潤を抑制した。 また、RNA-seqデータの解析から、好中球の浸潤とカスパーゼ11の増加は進展した動脈硬化病変における特徴であることが明らかになった。これらの発現プロファイルはヒト動脈硬化の不安定プラークにおいても認められた。カスパーゼ11は進展した動脈硬化病変において誘導され、好中球の浸潤と壊死性病変の形成に関与することが示唆された。次年度以降の解析としては,カスパーゼの活性化が細胞内の脂質代謝に及ぼす影響について解析を行う予定である。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1038/s41418-022-01033-9
发表时间:
2022-06-23
期刊:
CELL DEATH AND DIFFERENTIATION
影响因子:
12.4
作者:
[Baatarjav, Chintogtokh, Komada, Takanori, Takahashi, Masafumi]
通讯作者:
Takahashi, Masafumi
脂肪酸によるNLRP3インフラマソームを介した炎症惹起機構と動脈硬化
脂肪酸和NLRP3炎症小体介导的炎症诱导机制及动脉硬化
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[福井 次矢 (分担 新納宏昭: 高安動脈炎, 巨細胞性動脈炎), 唐澤 直義]
通讯作者:
唐澤 直義
ステロール合成経路による細胞死の制御機構の解明
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批准号:24K10083
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:唐澤 直義
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依托单位:
海外基金