涙液を用いた新しい乳癌早期診断法の確立
涙液を用いた新しい乳癌早期診断法の確立
批准号:
21K08618
负责人:
國久 智成
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
乳癌は女性のがんの中では一番罹患者数が多く、また他のがんに比べて比較的若くに発症することなどの特徴を持つ疾患である。一方乳癌は検診などによる早 期発見によって、早期治療介入につながり、予後が改善することがわかっている。一般的に乳癌の早期発見のために、マンモグラフィを用いた検診が行われてい る。研究者らはマンモグラフィよりも簡便、低侵襲、高感度な検査方法を模索するうちに、涙液中に乳癌由来のマイクロRNAが含まれていることを発見した。次 に涙液中の乳癌由来物質の中で、より特異性の高い物質として細胞外小胞に着目するようになった。リキッドバイオプシーの手法としてエクソソームなどの細胞 外小胞を超高感度に検出する方法として竹内らの開発したTearExo法を用いることとし、共同研究として乳癌患者の涙液を測定し、その結果を報告した。TearExo 法は、細胞外小胞の表面に発現しているタンパク質に対する抗体と蛍光レポーター分子を導入したナノ空孔をもつセンサチップを用いて、細胞外小胞を超高感度 に自動分析する方法である。新たな乳癌早期診断法として、細胞外小胞を腫瘍マーカーとした超高感度で選択性の高い乳癌のリキッドバイオプシーを確立するこ とを本研究の目的としている。 今後TearExo法の臨床応用に向けて、より多くの検体を用いた精度の検証が必要であると考える。そのため目標症例数を100例とし、涙液のサンプリングと計測 を予定している。今年度は研究計画書を作成し、神戸大学の倫理委員会の承認を得ることができた。これまではTearExo法の測定は少数の検体で行ってきたが、 今後は安定した基板の大量生産が必要となったので、そのシステム構築を行っている。
英文摘要
乳癌は女性のがんの中では一番罹患者数が多く、また他のがんに比べて比較的若くに発症することなどの特徴を持つ疾患である。一方乳癌は検診などによる早 期発見によって、早期治療介入につながり、予後が改善することがわかっている。一般的に乳癌の早期発見のために、マンモグラフィを用いた検診が行われてい る。研究者らはマンモグラフィよりも簡便、低侵襲、高感度な検査方法を模索するうちに、涙液中に乳癌由来のマイクロRNAが含まれていることを発見した。次 に涙液中の乳癌由来物質の中で、より特異性の高い物質として細胞外小胞に着目するようになった。リキッドバイオプシーの手法としてエクソソームなどの細胞 外小胞を超高感度に検出する方法として竹内らの開発したTearExo法を用いることとし、共同研究として乳癌患者の涙液を測定し、その結果を報告した。TearExo 法は、細胞外小胞の表面に発現しているタンパク質に対する抗体と蛍光レポーター分子を導入したナノ空孔をもつセンサチップを用いて、細胞外小胞を超高感度 に自動分析する方法である。新たな乳癌早期診断法として、細胞外小胞を腫瘍マーカーとした超高感度で選択性の高い乳癌のリキッドバイオプシーを確立するこ とを本研究の目的としている。 今後TearExo法の臨床応用に向けて、より多くの検体を用いた精度の検証が必要であると考える。そのため目標症例数を100例とし、涙液のサンプリングと計測 を予定している。今年度は研究計画書を作成し、神戸大学の倫理委員会の承認を得ることができた。これまではTearExo法の測定は少数の検体で行ってきたが、 今後は安定した基板の大量生産が必要となったので、そのシステム構築を行っている。
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