シスプラチンによる遅発性悪心・嘔吐の原因と新しい治療法の検討;血清鉄過剰の解消
シスプラチンによる遅発性悪心・嘔吐の原因と新しい治療法の検討;血清鉄過剰の解消
批准号:
21K09637
负责人:
木谷 洋輔
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
シスプラチンは幅広いがん種に対して高い抗がん作用を有し、化学療法において中心的な薬剤である。頭頸部癌においてもキードラックとなっており、標準治療として高容量のシスプラチンの併用が行われている。申請者は、シスプラチン投与による鉄動態の変化と遅発性の悪心・嘔吐との関係を調べるために、頭頸部癌症例を対象としてシスプラチン投与前後の鉄の動態について検討を行った(42例、54コースについて検討)。その結果、血清鉄は、シスプラチン投与前は、平均 79 ±46 g/dl (範囲 16-243)であったのに対して、投与後 (day4)は、198 ±58 (範囲 55-317)と、有意な上昇が認められた(p<0.001)。また、フェリチンも同様に、投与前の319 ±322 181g/dl (範囲 6.6-1770)から、投与後の513 ±448 (範囲 77- 2240)と、有意に上昇していた(p<0.001)。一方、トランスフェリン(TIBC)は、投与前、258 ±49 (範囲 168-430)から、投与後、225 ±50 (範囲 123- 381)と、シスプラチン投与前後で、有意に減少していることが分かった(p<0.001)。さらに、トランスフェリン飽和度を計算すると、シスプラチン投与前の平均値は、27 ±17 % (範囲 8-86)と正常範囲内であったのに対し、投与後(day4)は、99 ±21 % (範囲 35-118)と、非常に高値となっていることが明らかになった(p<0.001)。以上の結果から、シスプラチンの投与により、毒性の強い非トランスフェリン結合鉄(遊離鉄)が増加していることが明らかとなった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金