健常者口腔から分離された新菌種のプロバイオティクスとしての可能性の検討
健常者口腔から分離された新菌種のプロバイオティクスとしての可能性の検討
批准号:
20K10299
负责人:
齋藤 真規
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
健常者口腔から分離した赤色色素を産生するGram陽性桿菌である<i>Arachnia rubra</i> SK-1株は歯周病原細菌に対して抗菌効果を発揮したため,本菌が産生する赤色色素の解析を行った。前年度までに全遺伝子配列を決定し,オントロジーに関するデータベースであるKEGGで本菌株が産生する物質の検索を行った。その結果,本菌株が産生する可能性のある色素類はプロジギオシン類とテルペノイド骨格をもつ物質(カロテノイド色素)であることが判明した。そこで当該年度は赤色色素を菌体から抽出して解析することとした。TSY(Tryptic soy broth supplemented with 0.5% yeast extract)寒天培地に増殖した本菌株の赤色集落を回収し,凍結乾燥後の菌体にメタノールを添加することで赤色色素を抽出した。抽出後の赤色色素をLC/MSで分析を行った結果,7つの赤色の化合物(波長 500 nm のUVクロマトグラム)を検出した。赤色色素のピークについて,精密質量から分子式を算出し,算出された分子式を用いてデータベース(SciFinder-n)検索を行い,構造を推定した。その結果,カロテノイド色素と一致する物質は検索されず,全ての化合物がプロジギオシン類と推定された。しかし,LC-MS/MS分析のプロダクトイオンスペクトルと一致する化合物がデータベースで検索できなかった。以上の結果から,本菌の産生する赤色色素はプロジギオシン類の新規化合物であることが推察された。色素には抗菌効果を有するものが存在するため,本菌の産生する赤色色素が歯周病原細菌に対して抗菌効果を発揮する可能性がある。
英文摘要
健常者口腔から分離した赤色色素を産生するGram陽性桿菌である<i>Arachnia rubra</i> SK-1株は歯周病原細菌に対して抗菌効果を発揮したため,本菌が産生する赤色色素の解析を行った。前年度までに全遺伝子配列を決定し,オントロジーに関するデータベースであるKEGGで本菌株が産生する物質の検索を行った。その結果,本菌株が産生する可能性のある色素類はプロジギオシン類とテルペノイド骨格をもつ物質(カロテノイド色素)であることが判明した。そこで当該年度は赤色色素を菌体から抽出して解析することとした。TSY(Tryptic soy broth supplemented with 0.5% yeast extract)寒天培地に増殖した本菌株の赤色集落を回収し,凍結乾燥後の菌体にメタノールを添加することで赤色色素を抽出した。抽出後の赤色色素をLC/MSで分析を行った結果,7つの赤色の化合物(波長 500 nm のUVクロマトグラム)を検出した。赤色色素のピークについて,精密質量から分子式を算出し,算出された分子式を用いてデータベース(SciFinder-n)検索を行い,構造を推定した。その結果,カロテノイド色素と一致する物質は検索されず,全ての化合物がプロジギオシン類と推定された。しかし,LC-MS/MS分析のプロダクトイオンスペクトルと一致する化合物がデータベースで検索できなかった。以上の結果から,本菌の産生する赤色色素はプロジギオシン類の新規化合物であることが推察された。色素には抗菌効果を有するものが存在するため,本菌の産生する赤色色素が歯周病原細菌に対して抗菌効果を発揮する可能性がある。
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De novo assembly of <i>Arachnia rubra</i> SK-1<sup>T<sup/> complete genome sequence
<i>Arachnia rubra</i> SK-1<sup>T<sup/> 完整基因组序列的从头组装
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[王挺萱, 渡邊清子, 浜田信城, 石井信之, Saito M,Shinozaki-Kuwahara N,Hashizume-Takizawa T,Kobayashi R,Senpuku H]
通讯作者:
Saito M,Shinozaki-Kuwahara N,Hashizume-Takizawa T,Kobayashi R,Senpuku H
Basic study on antimicrobial effect of luo han guo extract on oral microorganisms
罗汉果提取物对口腔微生物抗菌作用的基础研究
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Saito M, Shinozaki-Kuwahara N, Hashizume-Takizawa T, Kurita-Ochiai T]
通讯作者:
Kurita-Ochiai T
<i>De novo</i> assembly of <i>Actinomyces capricornis</i> strain MAS-1<sup>T</sup> complete genome sequence
<i>从头</i>组装<i>Actinomyces capricornis</i>菌株MAS-1<sup>T</sup>完整基因组序列
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Masanori Saito, Noriko Shinozaki-Kuwahara, Tomomi Hashizume- Takizawa, Hidenobu Senpuku]
通讯作者:
Hidenobu Senpuku
Distribution and Evaluation of <i>Streptococcus sobrinus</i> in Saliva Samples
唾液样本中<i>链球菌</i>的分布和评估
DOI:
10.5466/ijoms.19.117
发表时间:
2020
期刊:
International Journal of Oral-Medical Sciences
影响因子:
--
作者:
[Hiroya Gotouda, Noriko Shinozaki - Kuwahara,Masanori Saito,Osamu Tsuzukibashi, Akira Fukatsu,Seiko Osawa,Kensuke Matsune, Tomoko Kurita - Ochiai]
通讯作者:
Tomoko Kurita - Ochiai