環境物質誘発性自己免疫疾患発症のトリガーイベントの探索
環境物質誘発性自己免疫疾患発症のトリガーイベントの探索
批准号:
20K10437
负责人:
李 順姫
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2022-03-31
中文摘要
珪肺症患者では、呼吸器病変に加え、高頻度で自己免疫疾患を合併する。本研究の問いは珪肺症で「何が」自己免疫疾患発症の「きっかけ」となるのかを明らかにすることである。我々は健常人由来樹状細胞とT細胞の混合培養系に、珪酸と外来因子の受容体であるToll like receptor (TLR)のリガンドを同時に添加すると、リガンドごとにユニークな炎症性サイトカインの発現があることをマルチプレックスアッセイを用いて見いだした。これは、珪酸存在下である種の感染イベントが「きっかけ」となり自己免疫異常へ傾向する可能性を示唆している。そこで、珪酸曝露下で外来因子であるTLRリガンドが健常人T細胞の極性化(Thバランス)に及ぼす影響を解析し、さらに珪酸がマクロファージの分化に影響するか検討した。Th1、Th2、Th17およびTregのマスター因子と言われる転写因子(GATA3、Tbet、RORc、FoxP3)のmRNA発現を検討したが、珪酸曝露による極性の違いは見られなかった。次に、珪酸曝露下で各種TLRリガンドを添加することがTh極性化の割合に影響を及ぼすかフローサイトメーターを用いて検討した(IFN-g(Th1)、IL-4(Th2)、IL-17(Th17))が、直接影響を与えることは検出されなかった。そこで、マクロファージのM1、M2分化についてその影響を各種マクロファージマーカーのmRNA発現で検討した。しかし、珪酸曝露の有無はM1、M2分化には影響しなかった。しかし、興味深いことに粒子コントロールとして設定した酸化チタンの群でM2マクロファージマーカーのCD163およびIL-10発現の亢進を見出した。本研究ではTLRリガンドによる細胞極性への影響は明らかにならなかったが、サイトカインプロファイリングが変化していることから、必ず他のメカニズムがあると考えられる。
英文摘要
珪肺症患者では、呼吸器病変に加え、高頻度で自己免疫疾患を合併する。本研究の問いは珪肺症で「何が」自己免疫疾患発症の「きっかけ」となるのかを明らかにすることである。我々は健常人由来樹状細胞とT細胞の混合培養系に、珪酸と外来因子の受容体であるToll like receptor (TLR)のリガンドを同時に添加すると、リガンドごとにユニークな炎症性サイトカインの発現があることをマルチプレックスアッセイを用いて見いだした。これは、珪酸存在下である種の感染イベントが「きっかけ」となり自己免疫異常へ傾向する可能性を示唆している。そこで、珪酸曝露下で外来因子であるTLRリガンドが健常人T細胞の極性化(Thバランス)に及ぼす影響を解析し、さらに珪酸がマクロファージの分化に影響するか検討した。Th1、Th2、Th17およびTregのマスター因子と言われる転写因子(GATA3、Tbet、RORc、FoxP3)のmRNA発現を検討したが、珪酸曝露による極性の違いは見られなかった。次に、珪酸曝露下で各種TLRリガンドを添加することがTh極性化の割合に影響を及ぼすかフローサイトメーターを用いて検討した(IFN-g(Th1)、IL-4(Th2)、IL-17(Th17))が、直接影響を与えることは検出されなかった。そこで、マクロファージのM1、M2分化についてその影響を各種マクロファージマーカーのmRNA発現で検討した。しかし、珪酸曝露の有無はM1、M2分化には影響しなかった。しかし、興味深いことに粒子コントロールとして設定した酸化チタンの群でM2マクロファージマーカーのCD163およびIL-10発現の亢進を見出した。本研究ではTLRリガンドによる細胞極性への影響は明らかにならなかったが、サイトカインプロファイリングが変化していることから、必ず他のメカニズムがあると考えられる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
珪酸曝露によるヒト末梢血単核球における遺伝子発現およびサイトカイン分泌の解析
硅酸暴露导致人外周血单个核细胞基因表达和细胞因子分泌的分析
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[李順姫, 西村泰光, 大槻剛巳]
通讯作者:
大槻剛巳
自己免疫異常の検査方法
如何检测自身免疫性疾病
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1007/978-981-15-4735-5
发表时间:
2020
期刊:
Allergy and Immunotoxicology in Occupational Health - The Next Step
影响因子:
--
作者:
[T. Otsuki;M. Gioacchino;C. Petrarca]
通讯作者:
T. Otsuki;M. Gioacchino;C. Petrarca
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