戦後ドイツのエコロジー保守:GAZからエコロジー民主党へ
戦後ドイツのエコロジー保守:GAZからエコロジー民主党へ
批准号:
20K12321
负责人:
西田 慎
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
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英文摘要
本年度も、昨年度に引き続き予定していたドイツでの調査、特にベルリンの緑の党文書館などでの史料収集が、コロナ禍で海外出張そのものが不可能となり、出来なかったために、以前訪独して収集した史料の整理と精読の作業が中心となった。具体的にはドイツの緑の党文書館で収集した史料や、ドイツの政治家から個人的にコピーさせてもらった関連文書の読み込み等である。またエコロジー保守派の政治家ヘルベルト・グルール関連の書籍も大量に収集し、ひたすら精読した。この結果、以下の2点が明らかに出来た。1点目は、ハンブルクの緑の党(当時の正式な党名はGAL)が90年前後に左右に分裂した際、右派がグルールの創設したエコロジー保守派のエコロジー民主党に接近し、提携を試みていた点である。後に左右両派が再び統一した際に、こうした右派のエコロジー民主党とのつながりが、左派から問題視されていることも、史料から確認できた。従来の研究では、グルールらが緑の党を81年に離党してエコロジー民主党を設立後、緑の党との関係は絶たれたと考えられていたが、そうではないことを示唆していよう。この点の調査を、今後はもう少し深めたい。2点目は、「68年世代」の党と考えられがちな緑の党であるが、80年代の結党期には「45年世代」を代表する保守派と「68年世代」を代表する左派が併存し、両者の対立があった点である。それらは政策だけでなく、服装といったハビトゥス(振る舞い)の違いにも表れているということを、後述する発表論文では指摘した。また反「68年世代」で知られるドイツの右翼政党AfDが、「45年世代」で保守派のグルールの政治利用を現在試みている点も、こうした背景で理解できよう。以上のように、本年度は主に緑の党結党期のエコロジー保守派の位置づけを、政治家グルールを中心に行った。なおかつそれらをまとめた論文を、紀要に投稿し、査読を経て、掲載された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Conservative Ecologists in the German Green Party : Focusing on the Grüne Aktion Zukunft ([GAZ] Green Action Future)
德国绿党中的保守生态学家:聚焦 Grüne Aktion Zukunft([GAZ] 绿色行动未来)
DOI:
10.20636/00013579
发表时间:
2022
期刊:
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 = Bulletin of Nara University of Education. Cultural and Social Science
影响因子:
--
作者:
[辛島理人(「日本特殊論とトランプ政治」), 阿部新, 西田 慎]
通讯作者:
西田 慎