Pastoral motifs and philosophy in Post-Theocritean Bucolics
Pastoral motifs and philosophy in Post-Theocritean Bucolics
批准号:
20K12992
负责人:
柳田 直子
金额:
$0.33万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-02-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
テオクリトス以後の牧歌的要素を含むビオン、モスコスらの作品の分析を行った。彼らの作中では、テオクリトス作品とは異なり、高貴な牛飼いと野卑な山羊飼いといった異なる種類の牧人たちの間の質的格差を描くことは重視されていない。加えて、テオクリトスの「現実感」を醸す田舎っぽい臭いや騒々しさも薄れてしまい、詩の調子はあまり喜劇的でも皮肉でもなくなっている。この傾向は伝テオクリトス作品にも当てはまるが、ビオンとモスコスではより顕著になり、多くの作品がヒエラルキーとは無関係に牧人を牛飼いかその他の区別なくほぼ同質のものとして扱っている。これらの牧歌の主題がテオクリトスのそれらと比較して、ますます多様化していることを考慮すると、牧歌的詩論の表明とヒエラルキーの使用の関係性は以下のように分析できる。すなわち、『ビオン追悼歌』においてはヒエラルキーはよく機能して「牧歌は新しい叙事詩である」という作者の牧歌的詩論の展開を助けている。すなわちビオンが牛飼いダプニスになぞらえられることで叙事詩における牧歌ジャンルの高尚文学としての存在を強く主張し、また自然と人間の共感に満ちた美しい田園風景の中に愛する者を顕彰する新しい伝統の始まりを見せていることが分かる。後代の作品になるに従って、テオクリトス作品に見られた土臭さや皮肉は眼に見えて薄らいでいき、その経過こそが、牧歌を近代にいたるまでの絵画・音楽を含む芸術の主要テーマの一つとなりえた主因であると読み取れる。
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