胃液、胆汁、血液を用いた新規癌診断法におけるラミニンγ2単鎖の有用性の解析
胃液、胆汁、血液を用いた新規癌診断法におけるラミニンγ2単鎖の有用性の解析
批准号:
20K16560
负责人:
清川 博史
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2023-03-31
中文摘要
ラミニンは、基底膜の構成蛋白であり、細胞接着、分化、増殖、遊走に関わり、癌の転移とも関連がある。ラミニン332を構成するポリペプチド鎖である「Ln-γ2」は、正常組織で単独に発現することはないが、様々な消化器癌において単独で特異的に発現することが免疫組織学的に示されている。本研究では、有効な術前診断法がない胆道癌や、内視鏡検査で見落としが問題となっている胃癌について、Ln-γ2をバイオマーカーとして用いた診断法を開発するための検討を行うことを目的とした。具体的には、内視鏡的に採取した胆汁および胃液中から抽出したエクソソーム内のLn-γ2を利用した診断法を検討することを最も重要な検討項目とした。まず、第一の検討として、胆嚢がん、胆管がん、胃がんにおける細胞株の無血清培養上清を材料とし、qEV(細胞外小胞抽出キット)法を用いて超遠心法にてエクソソームを抽出した。次に、Ln-γ2mに対する抗体を用いたウェスタンブロットを行った。その結果、胆嚢がん細胞株G415、肝内胆管がん細胞株TKKK、胃がん細胞株MKN45において、細胞ペレットおよび上清から抽出したエクソソームよりLn-γ2m検出を確認し、Ln-γ2mの消化器癌バイオマーカーとしての有用性が改めて示された。実際の臨床において、全例において同意を取得し、進行胃癌および早期胃癌症例における胃液を採取し、良性および悪性胆道疾患症例より胆汁を採取した後、各々-80℃にて保管した。また、各症例より血液検体を採取し、これも-80℃にて保管している。得られた胃液および胆汁サンプルを用いて、ウエスタンブロッティングを行なった結果、胆汁サンプルよりLn-γ2の検出を確認した。胃液サンプルからは検出は確認できず、現在検出方法や保存方法の改善策を検討しているところである。
英文摘要
ラミニンは、基底膜の構成蛋白であり、細胞接着、分化、増殖、遊走に関わり、癌の転移とも関連がある。ラミニン332を構成するポリペプチド鎖である「Ln-γ2」は、正常組織で単独に発現することはないが、様々な消化器癌において単独で特異的に発現することが免疫組織学的に示されている。本研究では、有効な術前診断法がない胆道癌や、内視鏡検査で見落としが問題となっている胃癌について、Ln-γ2をバイオマーカーとして用いた診断法を開発するための検討を行うことを目的とした。具体的には、内視鏡的に採取した胆汁および胃液中から抽出したエクソソーム内のLn-γ2を利用した診断法を検討することを最も重要な検討項目とした。まず、第一の検討として、胆嚢がん、胆管がん、胃がんにおける細胞株の無血清培養上清を材料とし、qEV(細胞外小胞抽出キット)法を用いて超遠心法にてエクソソームを抽出した。次に、Ln-γ2mに対する抗体を用いたウェスタンブロットを行った。その結果、胆嚢がん細胞株G415、肝内胆管がん細胞株TKKK、胃がん細胞株MKN45において、細胞ペレットおよび上清から抽出したエクソソームよりLn-γ2m検出を確認し、Ln-γ2mの消化器癌バイオマーカーとしての有用性が改めて示された。実際の臨床において、全例において同意を取得し、進行胃癌および早期胃癌症例における胃液を採取し、良性および悪性胆道疾患症例より胆汁を採取した後、各々-80℃にて保管した。また、各症例より血液検体を採取し、これも-80℃にて保管している。得られた胃液および胆汁サンプルを用いて、ウエスタンブロッティングを行なった結果、胆汁サンプルよりLn-γ2の検出を確認した。胃液サンプルからは検出は確認できず、現在検出方法や保存方法の改善策を検討しているところである。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ラミニンγ2単鎖の消化器癌診断および治療指標のバイオマーカーとしての有用性の解析
层粘连蛋白γ2单链作为胃肠道肿瘤诊断和治疗生物标志物的实用性分析
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡田 直, 戸島 麻耶, 光野 優人, 永井 靖識, 下竹 昭寛, 音成 秀一郎, 宇佐美 清英, 松橋 眞生, 山尾 幸広, 菊池 隆幸, 吉田 和道, 松本 理器, 國枝 武治, 高橋 良輔, 宮本 享, 池田 昭夫, Soichi Enomoto, 清川博史]
通讯作者:
清川博史
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