抗酸菌によるマクロファージの抗原提示抑制に関わるCerS2の役割

CerS2 在抑制抗酸细菌巨噬细胞抗原呈递中的作用

• 批准号: 20K17471
• 负责人: 花房 慶
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Juntendo University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K17471/
• 关键词: 極長鎖脂肪酸鎖; スフィンゴ脂質; 抗酸菌; マクロファージ; 殺菌; IFN-γ; 貪食能; 抗原提示; CerS2; Zymosan; 極長鎖脂肪酸

結核菌やMycobacterium avium complex (MAC)のような病原性のある非結核性抗酸菌は、マクロファージに貪食されると食胞成熟を抑制することで細胞内寄生を果たし、さらには、抗原提示を抑制する。2022年度では、ホルボールエステルによりマクロファージ系に分化させた遺伝子改変を行なったヒト急性単球性白血病細胞株THP-1細胞に抗酸菌を貪食させてコロニー形成アッセイ法や局在観察を行った。遺伝子改変を行なったTHP-1細胞は前年度までに作製した極長鎖脂肪酸鎖を有するスフィンゴ脂質 (C24-SL)の生合成を担う酵素であるセラミド合成酵素2 (CerS2)をゲノム編集により欠損した株 (ΔCerS2THP-1)やΔCerS2THP-1にCerS2を過剰発現させた株 (CerS2RTHP-1)を使用した。その結果、CerS2の発現の有無によって非病原性抗酸菌であるMycobacterium smegmatis (MSMEG)の殺菌に影響があることや、食胞成熟の殺菌に重要とされるリソソームマーカータンパク質のMSMEGを内包した食胞への局在が変化することがわかってきた。これらの結果からMSMEGやMACの殺菌に重要な機構が存在すること、また、CerS2もしくはC24-SLが関与する食胞成熟の仕組みが存在する可能性を見出した。このような食胞成熟における分子機構を明らかにするために、現在は生化学的な解析を進めている。

Mycobacterium avium complex (MAC) is a non-tuberculous acid-resistant bacterium that inhibits the maturation of phagocytes, intracellular parasitism, and antigen cues. In 2022, the acute leukemia cell line THP-1 cells were isolated from the cell line by acid fast bacteria, gluttonous bacteria, and the cell line was detected by the method. The THP-1 cell line was modified in the past year to control the production of very long-chain fatty acids. The enzyme involved in the synthesis of lipids (C24-SL) was used to compile the deficient strain (Δ CerS2 THP-1) and the strain (CerS2 RTHP-1). The results showed that the development of CerS2 was affected by the presence or absence of non-pathogenic acid-fast bacteria such as Mycobacteria smegmatis (MSMEG), and the development of phagocytic maturation was important. The results of this study reveal the possibility of the existence of an important mechanism for MMEG and MAC, C24-SL and C24-SL. The molecular mechanism of cell maturation has been clarified and the biochemical analysis has been advanced.

项目成果

リゾホスファチジルグルコシドはGPR55を介してマクロファージに作用しアテローム性動脈硬化症に関与する

溶血磷脂酰葡萄糖苷通过GPR55作用于巨噬细胞，参与动脉粥样硬化

• 发表时间: 2022
• 作者: 島井亮輔;花房慶;中山仁志;加藤雅紀;狩野航輝;松尾一郎;平林義雄;岩渕和久;宮崎哲郎;戸叶隆司;南野徹
• 通讯作者: 南野徹

ヒトマクロファージによる抗酸菌の殺菌機構における極長鎖脂肪酸鎖を有するスフィンゴ脂質の役割について

超长脂肪酸链鞘脂在人巨噬细胞杀灭分枝杆菌机制中的作用

• 发表时间: 2022
• 作者: 花房慶;中山仁志;山地俊之;岩渕和久
• 通讯作者: 岩渕和久

リゾホスファチジルグルコシド/ GPR55を基軸としたシグナルを介した好中球ホメオスタシスについて

基于溶血磷脂酰葡萄糖苷/GPR55 的信号介导的中性粒细胞稳态

• 发表时间: 2022
• 作者: 花房慶;李暁佳;大嶋恵理子;堀田知美;伊藤拓夢;狩野航輝;松尾一郎;中山仁志;上口裕之; 平林義雄;岩渕和久
• 通讯作者: 岩渕和久

ホスファチジルグルコシドは好中球ホメオスタシスに関与する

磷脂酰葡萄糖苷参与中性粒细胞稳态

• 发表时间: 2021
• 作者: 花房慶;李暁佳;堀田知美;大嶋恵理子;中山仁志;狩野航輝;松尾一郎;伊藤拓夢;上口裕之;平林義雄;岩渕和久
• 通讯作者: 岩渕和久

ヒトマクロファージにおいて極長鎖脂肪酸を含むスフィンゴ脂質は免疫応答を制御する

含有极长链脂肪酸的鞘脂调节人类巨噬细胞的免疫反应

• 发表时间: 2020
• 作者: 花房慶;中山仁志;山地俊之;岩渕和久
• 通讯作者: 岩渕和久