唾液メタボローム解析に基づいた膵癌早期発見を目指した簡易測定キットの開発
唾液メタボローム解析に基づいた膵癌早期発見を目指した簡易測定キットの開発
批准号:
20K17703
负责人:
富田 晃一
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は予後不良な膵臓癌の治療成績を向上すべく、特に膵臓癌の早期診断を目的とした新たなマススクリーニング方法の開発を目指している。我々は特に唾液に注目して、低侵襲・低コストで安全な唾液による膵臓癌の診断キットの作成・確立を試みている。本研究では検査キットの作成にメタボローム解析を用いた。メタボローム解析は遺伝子ではなく代謝物質の研究で、担癌患者体液中の代謝径路を網羅的に解析し、癌の発生・増殖・転移等に関連する特徴的な代謝物質を同定する事ができる。これまでの研究により、膵臓癌の早期発見に繋がる可能性のある幾つかのポリアミン類が質量分析装置で同定され、これらを標的とした検査キットが作成された。この作成された検査キットを用いて、実臨床の膵臓癌患者を対象に測定を開始した。所属機関の倫理委員会の承認を得た上で、個々の患者に同意を得て唾液の採取を行っている。採取した唾液検体を検査キットと反応させ、反応ラインの吸光度を測定する。その値を実際の臨床データと照合し、検査キットの信頼性や有用性について解析を進めている所である。その結果、例えば採血による腫瘍マーカーの値と本検査キットの吸光度には相関が乏しく、本検査キットには従来の腫瘍マーカーとは異なる新たな測定意義があるのではないかと考えられた。また検査キットの吸光度に様々なカットオフ値を設定する事で、個別の臨床的意義に応じた診断性能が向上する事も分かった。その他、化学療法中の病勢評価にも適用できる可能性が示唆された。
英文摘要
本研究は予後不良な膵臓癌の治療成績を向上すべく、特に膵臓癌の早期診断を目的とした新たなマススクリーニング方法の開発を目指している。我々は特に唾液に注目して、低侵襲・低コストで安全な唾液による膵臓癌の診断キットの作成・確立を試みている。本研究では検査キットの作成にメタボローム解析を用いた。メタボローム解析は遺伝子ではなく代謝物質の研究で、担癌患者体液中の代謝径路を網羅的に解析し、癌の発生・増殖・転移等に関連する特徴的な代謝物質を同定する事ができる。これまでの研究により、膵臓癌の早期発見に繋がる可能性のある幾つかのポリアミン類が質量分析装置で同定され、これらを標的とした検査キットが作成された。この作成された検査キットを用いて、実臨床の膵臓癌患者を対象に測定を開始した。所属機関の倫理委員会の承認を得た上で、個々の患者に同意を得て唾液の採取を行っている。採取した唾液検体を検査キットと反応させ、反応ラインの吸光度を測定する。その値を実際の臨床データと照合し、検査キットの信頼性や有用性について解析を進めている所である。その結果、例えば採血による腫瘍マーカーの値と本検査キットの吸光度には相関が乏しく、本検査キットには従来の腫瘍マーカーとは異なる新たな測定意義があるのではないかと考えられた。また検査キットの吸光度に様々なカットオフ値を設定する事で、個別の臨床的意義に応じた診断性能が向上する事も分かった。その他、化学療法中の病勢評価にも適用できる可能性が示唆された。
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