ゲノムの詳細解析に基づく若年肺癌発生分子機序の解明
ゲノムの詳細解析に基づく若年肺癌発生分子機序の解明
批准号:
20K17770
负责人:
角南 久仁子
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究では、社会的な注目度が高い一方でその希少性から大規模データ解析を含めた発がん要因特定や治療開発が進んでいない若年(Adolescent and Young Adult, AYA) 世代における発がんに影響を及ぼす分子生物学的機序の解明を目的として、全ゲノムシークエンスを主体としたゲノム解析やRNAシークエンスデータ等と共に、臨床情報の統合解析を行う。対象がん種は特に予後不良な非小細胞肺癌(NSCLC)としている。これまでにドライバー遺伝子検索を実施しAYA世代NSCLCにおいては既報のドライバー遺伝子陽性症例の割合が高く、中でも融合遺伝子陽性症例が多いことを確認した。さらに、本邦において頻度の高いEGFR遺伝子変異陽性症例においてはAYA世代がんでEGFR L858R変異よりもexon 19 deletion変異の割合が大きいことを示した。EGFR exon 19 deletion変異においては複数のパターンが報告されているが、その変異パターンに注目しAYA世代と非AYA世代での頻度に差異がある可能性が示唆された。その結果に基づいて全ゲノムシークエンス実施症例の選定を行うと共に、既解析例データおよび公開データベースを用いて症例数を増やした検討に着手をした。さらに、より詳細な臨床データ (臨床病期、発生部位、生活歴等) を主に診療録から収集し、ゲノム解析に基づいた特徴と併せた検討に着手をした。
英文摘要
本研究では、社会的な注目度が高い一方でその希少性から大規模データ解析を含めた発がん要因特定や治療開発が進んでいない若年(Adolescent and Young Adult, AYA) 世代における発がんに影響を及ぼす分子生物学的機序の解明を目的として、全ゲノムシークエンスを主体としたゲノム解析やRNAシークエンスデータ等と共に、臨床情報の統合解析を行う。対象がん種は特に予後不良な非小細胞肺癌(NSCLC)としている。これまでにドライバー遺伝子検索を実施しAYA世代NSCLCにおいては既報のドライバー遺伝子陽性症例の割合が高く、中でも融合遺伝子陽性症例が多いことを確認した。さらに、本邦において頻度の高いEGFR遺伝子変異陽性症例においてはAYA世代がんでEGFR L858R変異よりもexon 19 deletion変異の割合が大きいことを示した。EGFR exon 19 deletion変異においては複数のパターンが報告されているが、その変異パターンに注目しAYA世代と非AYA世代での頻度に差異がある可能性が示唆された。その結果に基づいて全ゲノムシークエンス実施症例の選定を行うと共に、既解析例データおよび公開データベースを用いて症例数を増やした検討に着手をした。さらに、より詳細な臨床データ (臨床病期、発生部位、生活歴等) を主に診療録から収集し、ゲノム解析に基づいた特徴と併せた検討に着手をした。
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