生体内リン代謝と老化を繋ぐ分子機序解明の研究基盤
生体内リン代謝と老化を繋ぐ分子機序解明の研究基盤
批准号:
21H03359
负责人:
増田 真志
金额:
$11.15万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
关键词:
中文摘要
リンは、生命活動を支える必須の元素であるが、多くの動物種の血清リン濃度と平均寿命が逆相関することから、リンと寿命を含めた老化との関連が注目されている。血清リン濃度は腸管で制御され、その中心を担うリン酸輸送担体Npt2b発現は加齢に伴い増加するが、その機序は不明である。近年、転写因子C/EBPbがNpt2b遺伝子発現を正に制御することや、C/EBPb mRNAから産生されるアイソフォームの比が、寿命や加齢性疾患発症に重要である可能性が示された。また、細胞内外の環境変化に起因する小胞体内の異常タンパク質の蓄積により生じる小胞体ストレスは、細胞内リン代謝や加齢性疾患発症に関わっている。本研究では、小胞体ストレスとC/EBPbアイソフォームに標的を絞り、若齢および高齢マウスを用いて老化を起因とする腸管リン吸収の制御機構の解明を目指す。2021年度は、若齢および高齢マウスに低リン食またはコントロール食を15週間与えた結果、腸管における小胞体ストレス応答の中でも細胞保護に働くシャペロンタンパク質BiPの発現量や細胞死誘導に働くCHOPの発現量に対する低リン食の影響は、若齢と高齢では異なることが分かった。C/EBPbのアイソフォーム比(LAP/LIP比)は、若齢マウスの低リン食群で最もLAP/LIP比が高いことを確認した。2022年度は、前年度のマウスと同じ条件の腎臓サンプルを用いて、以下の結果を得た。腎臓のリン酸輸送担体Npt2a/2c mRNA発現量は高齢よりも若齢マウスにおいて低リン食で大きく上昇した。腎臓のBiP発現量に関しては、若齢および高齢共に低リン食による変化はなかった。一方、CHOP発現量は、若齢マウスでは変化がなかったが、高齢マウスでは低リン食で減少した。さらに、C/EBPbのアイソフォーム比は、若齢マウスよりも高齢マウスで低リン食により上昇率が高くなることを確認した。
英文摘要
リンは、生命活動を支える必須の元素であるが、多くの動物種の血清リン濃度と平均寿命が逆相関することから、リンと寿命を含めた老化との関連が注目されている。血清リン濃度は腸管で制御され、その中心を担うリン酸輸送担体Npt2b発現は加齢に伴い増加するが、その機序は不明である。近年、転写因子C/EBPbがNpt2b遺伝子発現を正に制御することや、C/EBPb mRNAから産生されるアイソフォームの比が、寿命や加齢性疾患発症に重要である可能性が示された。また、細胞内外の環境変化に起因する小胞体内の異常タンパク質の蓄積により生じる小胞体ストレスは、細胞内リン代謝や加齢性疾患発症に関わっている。本研究では、小胞体ストレスとC/EBPbアイソフォームに標的を絞り、若齢および高齢マウスを用いて老化を起因とする腸管リン吸収の制御機構の解明を目指す。2021年度は、若齢および高齢マウスに低リン食またはコントロール食を15週間与えた結果、腸管における小胞体ストレス応答の中でも細胞保護に働くシャペロンタンパク質BiPの発現量や細胞死誘導に働くCHOPの発現量に対する低リン食の影響は、若齢と高齢では異なることが分かった。C/EBPbのアイソフォーム比(LAP/LIP比)は、若齢マウスの低リン食群で最もLAP/LIP比が高いことを確認した。2022年度は、前年度のマウスと同じ条件の腎臓サンプルを用いて、以下の結果を得た。腎臓のリン酸輸送担体Npt2a/2c mRNA発現量は高齢よりも若齢マウスにおいて低リン食で大きく上昇した。腎臓のBiP発現量に関しては、若齢および高齢共に低リン食による変化はなかった。一方、CHOP発現量は、若齢マウスでは変化がなかったが、高齢マウスでは低リン食で減少した。さらに、C/EBPbのアイソフォーム比は、若齢マウスよりも高齢マウスで低リン食により上昇率が高くなることを確認した。
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all-transレチノイン酸は小胞体ストレス応答関連因子GADD34の転写・転写後制御を介して筋線維タイプ変化を引き起こす
全反式维A酸通过内质网应激反应相关因子GADD34的转录和转录后调节诱导肌纤维类型变化
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[足立雄一郎, 増田真志, 榊原伊織, 内田貴之, 大南博和, 奥村仙示, 二川健, 竹谷豊]
通讯作者:
竹谷豊
University of Colorado/Harvard Medical School(米国)
科罗拉多大学/哈佛大学医学院(美国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
慢性腎臓病の腎臓におけるall-trans retinoic acid水酸化酵素Cyp26b1制御機構の解明
阐明全反式视黄酸羟化酶Cyp26b1在慢性肾病肾脏中的调节机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[野邊悠太郎, 増田真志, 佐々木晧平, 足立雄一郎, 大南博和, 竹谷豊]
通讯作者:
竹谷豊
慢性腎臓病モデルマウスの腎臓内ビタミンA代謝変化
慢性肾病模型小鼠肾内维生素A代谢的变化
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山本菜摘, 増田真志, 春本恵里花, 野邊悠太郎, 大南博和, 竹谷豊]
通讯作者:
竹谷豊
長時間の小胞体ストレス暴露はストレス顆粒形成不全を引き起こす
长期内质网应激暴露导致应激颗粒形成缺陷
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[足立雄一郎, 増田真志, 竹谷豊, Paul Anderson, Pavel Ivanov]
通讯作者:
Pavel Ivanov
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