ゲノムワイド変異体ライブラリを用いたマラリア原虫のベクター感染性因子の網羅的探索
ゲノムワイド変異体ライブラリを用いたマラリア原虫のベクター感染性因子の網羅的探索
批准号:
19K15973
负责人:
曽賀 晃
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2020-03-31
关键词:
中文摘要
マラリア原虫の媒介蚊感染性関連因子として同定したRNA結合タンパク質(RBP)に着目し、機能解析を実施した。齧歯類マラリアモデルを用い、遺伝子過剰発現(OE)原虫を作製し媒介蚊への感染表現型解析を実施した。その結果、OE原虫で中腸オーシスト形成数の有為な減少が観察され、RBPが原虫の媒介蚊感染に重要であることが示された。そこで次にオーシスト形成数の減少原因を明らかにすべく、蚊への移行ステージである生殖母体・生殖体産生について野生型との比較解析を実施した。その結果、OE原虫では雌雄成熟生殖母体数、雄性生殖体産生の指標である鞭毛放出数、生殖母体-生殖体変換率の有為な低下が観察され、オーシスト形成数の減少は生殖母体・生殖体各々の産生低下に起因することが示唆された。また当該RBPについてはこれまでの研究で翻訳段階での遺伝子発現制御への関与が推測されている。そこでRBPが生殖母体・生殖体産生制御を担う可能性を考え、RNA-seqにより標的遺伝子群を探索を試みた。その結果、OE原虫では既知の生殖体産生関連遺伝子を含む200以上の遺伝子の発現量変動が観察され、RBPが生殖体産生に係る遺伝子発現制御に関与することが示唆されるとともに、その標的遺伝子群の推定に成功した。また今年度は改良した効率的多重遺伝子ノックアウト法を駆使した変異体作製実験を実施した。その結果、マラリア原虫の肝細胞内増殖における代謝副産物解毒経路の重要性が明らかになり、原虫ががん細胞と共通の増殖制御機構を有する可能性を見出すことに成功するなど想定以上の成果も得られた。
英文摘要
マラリア原虫の媒介蚊感染性関連因子として同定したRNA結合タンパク質(RBP)に着目し、機能解析を実施した。齧歯類マラリアモデルを用い、遺伝子過剰発現(OE)原虫を作製し媒介蚊への感染表現型解析を実施した。その結果、OE原虫で中腸オーシスト形成数の有為な減少が観察され、RBPが原虫の媒介蚊感染に重要であることが示された。そこで次にオーシスト形成数の減少原因を明らかにすべく、蚊への移行ステージである生殖母体・生殖体産生について野生型との比較解析を実施した。その結果、OE原虫では雌雄成熟生殖母体数、雄性生殖体産生の指標である鞭毛放出数、生殖母体-生殖体変換率の有為な低下が観察され、オーシスト形成数の減少は生殖母体・生殖体各々の産生低下に起因することが示唆された。また当該RBPについてはこれまでの研究で翻訳段階での遺伝子発現制御への関与が推測されている。そこでRBPが生殖母体・生殖体産生制御を担う可能性を考え、RNA-seqにより標的遺伝子群を探索を試みた。その結果、OE原虫では既知の生殖体産生関連遺伝子を含む200以上の遺伝子の発現量変動が観察され、RBPが生殖体産生に係る遺伝子発現制御に関与することが示唆されるとともに、その標的遺伝子群の推定に成功した。また今年度は改良した効率的多重遺伝子ノックアウト法を駆使した変異体作製実験を実施した。その結果、マラリア原虫の肝細胞内増殖における代謝副産物解毒経路の重要性が明らかになり、原虫ががん細胞と共通の増殖制御機構を有する可能性を見出すことに成功するなど想定以上の成果も得られた。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
PbRBP1はマラリア原虫の宿主転換における生殖母体形成と性比決定に関与する
PbRBP1 参与疟疾寄生虫宿主转换过程中的配子发生和性别比例决定
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[曽賀 晃, 白水貴大, 纐纈摩美, 福本晋也]
通讯作者:
福本晋也
マラリア原虫肝臓内ステージにおけるglyoxalase経路の機能解析
疟原虫肝内阶段乙二醛酶途径的功能分析
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[曽賀 晃, 白水貴大, 纐纈摩美, 福本晋也]
通讯作者:
福本晋也
DOI:
10.1084/jem.20182227
发表时间:
2019-08-01
期刊:
JOURNAL OF EXPERIMENTAL MEDICINE
影响因子:
15.3
作者:
[Bando, Hironori, Pradipta, Ariel, Yamamoto, Masahiro]
通讯作者:
Yamamoto, Masahiro
Pbrbp1 is involved in formation of gametocytes and gametes in host transition of Plasmodium berghei
Pbrbp1参与伯氏疟原虫宿主转变过程中配子母体和配子的形成
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Akira Soga, Takahiro Shirozu, Mami Ko-ketsu, Shinya Fukumoto]
通讯作者:
Shinya Fukumoto
Improvement of an in vitro drug selection method for generating transgenic Plasmodium berghei parasites
产生转基因伯氏疟原虫寄生虫的体外药物选择方法的改进
DOI:
10.1186/s12936-019-2851-6
发表时间:
2019
期刊:
Malaria Journal
影响因子:
3
作者:
[Soga Akira, Shirozu Takahiro, Ko-ketsu Mami, Fukumoto Shinya]
通讯作者:
Fukumoto Shinya
節足動物媒介性病原体におけるベクター感染成立機構に関する研究
-
批准号:18J10448
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:2018
-
负责人:曽賀 晃
-
依托单位:
海外基金