ミショー、アルトー、アール・ブリュット:20世紀文学における作家と狂気の問題
ミショー、アルトー、アール・ブリュット:20世紀文学における作家と狂気の問題
批准号:
20J12244
负责人:
瀬尾 周平
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2022-03-31
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英文摘要
報告者はこれまでに引き続き、ベルギー出身の作家アンリ・ミショーと、フランスの詩人、俳優、劇作家のアントナン・アルトーの二人の作家が、いかにフランス現代思想に影響をもたらしたのかについて、思想的な文脈に即して明らかにすることを目指し研究活動を遂行した。コロナウィルス感染拡大の影響により、スケジュールを変更せざるを得なかったが、主に以下の3点に関して成果を得た。第1に、ミショーとガシュトン・バシュラールのテクストの関係を、彼らのテクストに即して分析した。そしてバシュラールがミショー作品を分析する際、同時代のサルトルとの関係の中で、詩の分析の哲学的有益さを示していることが確認できた。この成果は早稲田大学フランス語フランス文学コースが発行する『フランス文学語学研究第41号』にてアウトラインを発表しており、内容を発展させたものを執筆中の博士論文に組み込む予定である。第2に、アルトーに関するミシェル・フーコーの『狂気の歴史』を中心とした1960年代のテクストと、彼の「歴史」を批判的に論じたジャック・デリダによるアルトー読解に関する整理をおこなった。そして、彼ら二人の哲学者の間巻き起こった論争を通じて、アルトーの「狂気」が「歴史」の問題と、デリダによって提起された「例」と「症例」の問題の二重性を帯びる点が理解できた。「症例」の問題に関しては、パリのオテル・デュー病院の哲学研究部門でのミショーに関するセミネールでの意見交換が助けとなった。第3に、「狂気」と「例」の関係を考える上で重要なテーマである、アール・ブリュット運動に関する資料調査をおこなった。本研究は「狂気」に関する大きなテーマから出発したが、今年度は執筆中の博士論文に方向性を与え、20世紀のフランス思想、文学と「狂気」の問題を具体的な問題設定の中で扱うことが可能になったと評価する。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
アンリ・ミショーにおける空間の問題についての研究ノート
亨利·米肖空间问题研究笔记
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
フランス文学語学研究
影响因子:
--
作者:
[隈下敦貴, 田尻寛男, 山口明, 宇佐美潤,住山昭彦, 山根悠, 簑口友紀,鈴木勝, 櫻井吉晴, 福山寛, 瀬尾周平]
通讯作者:
瀬尾周平
バシュラールとミショー:『空間の詩学』から実験的狂気
巴什拉和米肖:《空间诗学》中的实验疯狂
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
フランス文学語学研究
影响因子:
--
作者:
[Usami Jun, Tokeshi Koki, Matsui Tomohiro, Fukuyama Hiroshi, 林和雄, 瀬尾周平]
通讯作者:
瀬尾周平
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