生理的に重要な尿酸輸送体候補の探索
生理的に重要な尿酸輸送体候補の探索
批准号:
20J22604
负责人:
森本 渓音
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2023-03-31
中文摘要
本研究の目的は生理的に重要な尿酸輸送体の同定である。これまでの検討により着目している候補遺伝子であるSlc-X及びヒトが有さない尿酸代謝酵素であるウリカーゼ(Uox)の遺伝子欠損マウスを遺伝子改変技術を用いて作成し、Slc-Xの有無で尿酸の体内での挙動を比較することでSlc-Xが体内尿酸動態制御に関わるか否かを明らかにすることを目指した。しかし、一昨年度の検討よりSLC-Xが尿酸ではなくプリン代謝物の体内動態制御に関わる輸送体である可能性が示唆されたため、昨年度は以下の検討を進めた。1. Slc-Xのプリン代謝物の体内動態への寄与を明らかにするために、プリン代謝物の安定同位体のSlc-X, Uox DKOマウスにおける動態を解析した。具体的には、プリン代謝物の安定同位体をマウスの頸静脈より投与し、血漿、尿及び組織における安定同位体由来のプリン代謝物濃度を測定した。Slc-X, Uox DKOマウスにおける血漿中の安定同位体由来のプリン代謝物濃度は対照群であるUox KOマウスに比べ顕著な増加を示した。またSlc-X, Uox DKOマウスにおける肺中の安定同位体由来のプリン代謝物濃度は対照群に比べ減少傾向を示した。ウエスタンブロットの結果、主に肺におけるSlc-Xの発現が確認できたことも踏まえると、以上の結果はSlc-Xは血中から肺へのプリン代謝物の取り込みを担っていることを示唆するものであると考えられた。2. 肺におけるプリン代謝物取り込みの生理的意義を明らかにするために、各マウスにおける肺中プリン代謝物濃度を測定した。その結果、測定したいずれのプリン代謝物においても各群間で有意な差は認められなかった。また肺中アスコルビン酸濃度、グルタチオン濃度及びTBARS濃度や肺におけるHo-1のmRNAレベルを測定したものの、各群間で有意な差は認められなかった。
英文摘要
本研究の目的は生理的に重要な尿酸輸送体の同定である。これまでの検討により着目している候補遺伝子であるSlc-X及びヒトが有さない尿酸代謝酵素であるウリカーゼ(Uox)の遺伝子欠損マウスを遺伝子改変技術を用いて作成し、Slc-Xの有無で尿酸の体内での挙動を比較することでSlc-Xが体内尿酸動態制御に関わるか否かを明らかにすることを目指した。しかし、一昨年度の検討よりSLC-Xが尿酸ではなくプリン代謝物の体内動態制御に関わる輸送体である可能性が示唆されたため、昨年度は以下の検討を進めた。1. Slc-Xのプリン代謝物の体内動態への寄与を明らかにするために、プリン代謝物の安定同位体のSlc-X, Uox DKOマウスにおける動態を解析した。具体的には、プリン代謝物の安定同位体をマウスの頸静脈より投与し、血漿、尿及び組織における安定同位体由来のプリン代謝物濃度を測定した。Slc-X, Uox DKOマウスにおける血漿中の安定同位体由来のプリン代謝物濃度は対照群であるUox KOマウスに比べ顕著な増加を示した。またSlc-X, Uox DKOマウスにおける肺中の安定同位体由来のプリン代謝物濃度は対照群に比べ減少傾向を示した。ウエスタンブロットの結果、主に肺におけるSlc-Xの発現が確認できたことも踏まえると、以上の結果はSlc-Xは血中から肺へのプリン代謝物の取り込みを担っていることを示唆するものであると考えられた。2. 肺におけるプリン代謝物取り込みの生理的意義を明らかにするために、各マウスにおける肺中プリン代謝物濃度を測定した。その結果、測定したいずれのプリン代謝物においても各群間で有意な差は認められなかった。また肺中アスコルビン酸濃度、グルタチオン濃度及びTBARS濃度や肺におけるHo-1のmRNAレベルを測定したものの、各群間で有意な差は認められなかった。
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