The Dynamism of Political Values between Civil Society and Populism: Anthropological Study on the Political and Social Movements in Central Eastern Europe

公民社会与民粹主义之间政治价值观的动力：中东欧政治和社会运动的人类学研究

• 批准号: 20K01191
• 负责人: 神原 ゆうこ
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: The University of Kitakyushu
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01191/
• 关键词: ポピュリズム; 市民社会; 文化人類学; 感情; 理性; 中東欧; 市民的理性; NGO

人類学者にとって、ポピュリズムは普通の人々が関わるものでありながら、対象として正面からは扱われにくいものである。そこで、本研究ではポピュリズムを名指す力を持つ「市民的理性」に注目し、その多様性と動態を明らかにすることを目指している。具体的には、中東欧のポピュリズムとそれへの対抗運動について、地域レベルでの実態を把握したうえで（目的Ⅰ）、「市民的理性」の形成過程を明らかにする（目的Ⅱ）。そのうえで、ポピュリズムについて、特定の地域を超えて比較可能な文化人類学的視角を検討（目的Ⅲ）することで、当該テーマに関する文化人類学的研究の基礎を構築することを目的としている。3年目となる2022年度は、目的Ⅰと目的Ⅱについて、スロヴァキアでの現地調査を進めることができた。パンデミックとロシアのウクライナ侵攻の影響で、調査地の状況は研究開始時と異なっていたが、ウクライナ難民支援の最大勢力のひとつであるカトリック教会系NGOや、ウクライナ支持への世論が割れるスロヴァキア社会において、かつて民主化にかかわってきたNGO関係者の見解などに注目し、現地の状況に合わせた調査方針の建て直しに努めている。現在のスロヴァキアの状況をやや長いスパンで位置づけ、再検討するために、9月には中東欧史の研究者とともにシンポジウム登壇し、歴史研究者と意見交換を行った（その成果も公開した）。また、目的Ⅲについては、2020年と2021年度の研究成果を取りまとめるために、6月の文化人類学会で研究報告を行った。また、これまで研究協力者とともにオンラインで勉強会を行ってきたが、今年度は5月に広島で、2月に北九州で研究会を開催した。近隣の人類学者にも出席を呼びかけ、文化人類学としての可能性を広く探ることに努めた。

Anthropologists are not only interested in human beings, but also interested in human beings. This study focuses on the concept of "citizen rationality," the concept of "diversity," and the concept of "citizen rationality." The concrete problems of the Central and Eastern Europe include the control of the situation of the resistance movement, the regional situation (objective I), and the formation process of "citizen rationality"(objective II). A study of cultural anthropology from the perspective of cultural anthropology in a specific region In 2022, the target I and the target II were investigated. The impact of the invasion and attack by The current situation, the investigation policy and the establishment of direct efforts. In September 2010, the Central and Eastern European History Research Institute (CEE) held a seminar on the subject of the study. The research results of 2020 and 2021 were selected, and the research report of the Cultural Anthropology Society was carried out in June. This year's seminar will be held in May and February. Neighboring anthropologists are invited to attend, cultural anthropology is invited to attend, and cultural anthropology is invited to attend.

项目成果

イデオロギーとモラリティのあいだ：文化人類学における「倫理的転回」後の議論を踏まえて

意识形态与道德之间：基于文化人类学“伦理转向”后的讨论

• 发表时间: 2020
• 作者: Mitsuru SOMA;Kiyotaka TANIKAWA ;Akira GOTO; K. RAMASUBRAMANIAN; B. S. SHYLAJA; Mohammad BAGHERI;et al.;小川さやか;神原ゆうこ
• 通讯作者: 神原ゆうこ

Pavel Jozej Safarik University/Slovak Academy of Science(スロバキア)

Pavel Jozej Safarik 大学/斯洛伐克科学院（斯洛伐克）

ポスト社会主義と『東／西』の境界：現在の民主主義の多義性を手掛かりとして

后社会主义与东西方边界：以当前民主的模糊性为线索

• 发表时间: 2023
• 期刊: 『九州歴史科学』
• 作者: 鳥塚あゆち;田中大介（分担執筆）;高木陽子・高馬京子編著;Rebecca Carlson;Steffan I.A. Diaz編;鳥塚あゆち;神原ゆうこ
• 通讯作者: 神原ゆうこ

宗教性の人類学（分担執筆：「コミュニティへの希望と宗教団体：スロヴァキアにおける社会貢献活動の展開」）

宗教人类学（撰稿人：“社区和宗教团体的希望：斯洛伐克社会贡献活动的发展”）

• 发表时间: 2021
• 作者: 長谷 千代子;別所 裕介;川口 幸大;藤本 透子(編）;神原ゆうこほか著
• 通讯作者: 神原ゆうこほか著

Morality, Ethics, and Their Practice in the Politics of Civic Activism

道德、伦理及其在公民行动政治中的实践

• DOI: 10.14890/jjcanth.86.2_230
• 发表时间: 2021
• 期刊: Japanese Journal of Cultural Anthropology
• 作者: Rebecca Carlson;Fiona Stirling;鳥塚あゆち;後藤 明;野林厚志・宇田川妙子・河合洋尚・濵田信吾共編;鳥塚あゆち;神原 ゆうこ
• 通讯作者: 神原 ゆうこ