多元的不法行為責任規範における損害論の横断的研究
多元的不法行為責任規範における損害論の横断的研究
批准号:
20K01408
负责人:
若林 三奈
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
第1に、福島第一原発事故による避難者等による損害賠償請求訴訟(集団訴訟)のうち上告されていた7件について、2022年3月に国の責任に関する点を除いて上告不受理決定が出され、東電の責任と各控訴審における損害賠償額が確定したことから、当該7判決において展開された法益論・慰謝料論の分析作業を通して、中間指針の改訂、あるいは後続訴訟を見据えた今後の課題を析出した。特に、区域外避難者の避難元での地域コミュニティにおける社会関係資本等、当該地域に固有かつ代替性のない包括的生活利益の喪失が十分に評価される必要があることを論文としてまとめ公表した。福島第一原発事故をめぐっては、なお多様な被害が救済されないままになっていること、事故から10年以上が経ち、新たな被害も現実化していることなども踏まえ、引き続き実務家や隣接分野の研究者らと連携しつつ課題の解決に向けて取り組んでいく。第2に、インターネット上の人格権侵害による被害実態について、そこでの権利・法益侵害の内実について分析を進め、課題を整理し、その成果の一部を公表した。第3に、人身損害の算定、賠償について、特に損害算定において従来事実認定の問題として処理されてきた「蓋然性判断」における規範的作用の不可避性について指摘したうえで、不法行為法制度の権利保護という目的からみた抽象的損害計算の意義をふまえ現実の裁判例に応用し、これを判例評釈の形で、その成果の一部を公表した。その他、不法行為による損害賠償請求権の性質をめぐる重要な最高裁判決について評釈する機会を得たので、それらについて関連のWebサイトや雑誌等で適宜、公表した。
英文摘要
第1に、福島第一原発事故による避難者等による損害賠償請求訴訟(集団訴訟)のうち上告されていた7件について、2022年3月に国の責任に関する点を除いて上告不受理決定が出され、東電の責任と各控訴審における損害賠償額が確定したことから、当該7判決において展開された法益論・慰謝料論の分析作業を通して、中間指針の改訂、あるいは後続訴訟を見据えた今後の課題を析出した。特に、区域外避難者の避難元での地域コミュニティにおける社会関係資本等、当該地域に固有かつ代替性のない包括的生活利益の喪失が十分に評価される必要があることを論文としてまとめ公表した。福島第一原発事故をめぐっては、なお多様な被害が救済されないままになっていること、事故から10年以上が経ち、新たな被害も現実化していることなども踏まえ、引き続き実務家や隣接分野の研究者らと連携しつつ課題の解決に向けて取り組んでいく。第2に、インターネット上の人格権侵害による被害実態について、そこでの権利・法益侵害の内実について分析を進め、課題を整理し、その成果の一部を公表した。第3に、人身損害の算定、賠償について、特に損害算定において従来事実認定の問題として処理されてきた「蓋然性判断」における規範的作用の不可避性について指摘したうえで、不法行為法制度の権利保護という目的からみた抽象的損害計算の意義をふまえ現実の裁判例に応用し、これを判例評釈の形で、その成果の一部を公表した。その他、不法行為による損害賠償請求権の性質をめぐる重要な最高裁判決について評釈する機会を得たので、それらについて関連のWebサイトや雑誌等で適宜、公表した。
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福島原発事故損害賠償訴訟における慰謝料論の現在と課題 : 2022年3月最高裁決定を受けて
福岛核电站事故赔偿诉讼中赔偿理论的现状与挑战:继最高法院2022年3月判决之后
DOI:
10.50873/10153
发表时间:
2022
期刊:
龍谷法学
影响因子:
--
作者:
[若林 三奈, 宮下修一, 若林 三奈]
通讯作者:
若林 三奈
[判批]素因減額を行う前に障害年金を控除した事例(いわゆる相対説により算定した事例)
[批判]在诱发因素减少之前扣除伤残抚恤金的案例(使用所谓相对理论计算的案例)
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
交通事故民事裁判例集
影响因子:
--
作者:
[Herausgegeben:Deguchi, Masahisa; Yakushiji, Kimio,, 宮下修一, 若林三奈, 山本敬三監修/大澤彩=三枝健治=田中洋, 宮崎裕介, 宮下修一, Masahisa Deguchi; Herausgegeben von Georg Bitter /Hans Haarmeyer/Gerhard Pape, 若林三奈]
通讯作者:
若林三奈
判例講義 民法Ⅱ 債権〔新訂第3版〕
案例法讲座民法II债务【新修订第3版】
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡本 裕樹, 沖野 眞已, 鳥山 泰志, 山野目 章夫, 田中洋, 板持研吾・行岡睦彦, 行岡睦彦, 田中洋, 神田秀樹・資本市場研究会, 神田秀樹・資本市場研究会, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, Hiroyuki Kansaku / Atsuko Kimura / Gabriele Koziol / Maximilian Lentz / Fumihiro Nagano / Mizuho Nakamura / Torsten Spiegel / Anna Katharina Suzuki-Klasen / Hiroshi Tanaka / Katsuyuki Wada Unter der Leitung von Keizo Yamamoto, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, Hiroshi Tanaka, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 田中洋, 池田真朗=片山直也=北居功編]
通讯作者:
池田真朗=片山直也=北居功編
新・判例解説Watch 2023年4月・速報判例解説Vol.32
新案例评论观看 2023 年 4 月突发新闻案例评论第 32 卷
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[德本 穰編, 宮崎 裕介ほか著〔共著〕, 新・判例解説編集委員会編]
通讯作者:
新・判例解説編集委員会編
ふるさと喪失損害の意義―――生活再建後になお遺る包括生活基盤の喪失・変容による機能障害
故乡丧失损害的意义:生活重建后残留的综合生计基础的丧失和转变造成的功能损害
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
和田真一・大坂恵里・石橋秀起編『現代市民社会における法の役割』(日本評論社)
影响因子:
--
作者:
[丸山 絵美子, 吉永一行, 伊藤栄寿, 三枝健治共著/森田宏樹監修, 宮崎裕介=南健悟=永江亘=藤林大地=松田真治, 宮下修一, 若林三奈]
通讯作者:
若林三奈
共 14 条
損害論における共通規範の形成と制度間調整原理の整序
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批准号:24K04654
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:若林 三奈
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依托单位: