犬の炎症性および腫瘍性疾患における免疫寛容機構IDO1の発現機能解析
犬の炎症性および腫瘍性疾患における免疫寛容機構IDO1の発現機能解析
批准号:
20K06428
负责人:
井手 香織
金额:
$2.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2023-03-31
中文摘要
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英文摘要
免疫寛容機構は動物にとって,炎症が沈静化されるというメリットと,腫瘍が宿主の免疫から逃れるというデメリットの両側面を併せ持つ。免疫寛容をもたらす重要なスイッチの一つにIndoleamine 2,3 dioxygenase-1 (IDO1) が知られており,特に腸炎および腫瘍性疾患の病態や予後に関与することが齧歯類やヒトで報告されている。本研究では,炎症性疾患(特に腸炎,皮膚炎)および腫瘍性疾患の自然発症症例 犬におけるIDO1の挙動を明らかにし,さらにこれら疾患の予後因子としての可能性を明らかにすることを目的とする。2020年度の計画は,①犬におけるIDO1発現組織/細胞を特定することと②今後の解析のために本学附属動物医療センターにおいて,腸炎,皮膚炎,腫瘍性疾患(リンパ腫その他)の症例犬を対象に,生検ないし切除した病変部組織(余剰分)を収集することであった。①は,犬でどの組織・細胞がIDO1を発現するかといった基礎的情報が不十分であるため行った。正常犬の消化管粘膜組織およびリンパ節組織を用いて,免疫組織化学染色によってIDO1を持つ細胞を探索した。現時点で入手できる抗イヌIDO1抗体が無いため,まずマウスおよびヒトに対する抗IDO1抗体のイヌ蛋白への交差反応性を調べた。続いてそれぞれの抗体を用いて,免疫組織化学染色の条件を検討した(パラフィン切片,凍結組織切片,酵素抗体法,蛍光抗体法)。検討した染色条件のうち,もっとも良好な染色結果がえられた方法をもちいて,犬十二指腸粘膜組織中のIDO1陽性細胞の分布およびこれらの細胞の染色パターンや形態を検討することができた。②は対象となる症例の協力が得られる限り,余剰検体を収集している(次年度以降も継続予定)。
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