ゆっくり地震は面的に発生するのか? -低周波微動の三次元断層構造の解明-
ゆっくり地震は面的に発生するのか? -低周波微動の三次元断層構造の解明-
批准号:
19J12976
负责人:
片上 智史
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
・低周波地震の震源の深さ方向の精度向上低周波微動発生域直上に設置された単独の海底地震計を用いて、微動の深さ方向の精度向上を次の3点で行った。1)アレイ以外の広範囲に配置した海底地震計(設置間隔が20km程度)を用いて、微動の水平方向の位置(震央)を決定。2) その中から近接アレイ直下で発生している低周波地震を見出す。3) それらのイベントは、地震計までの地震波形の経路がほぼ等しいため、2つの微動のP-S時間(S波(約3.5km/s)到着時刻とP波(約5.5km/s)到着時刻の差分)の比が微動発生ゾーンの幅、つまり、低周波地震Aの震源距離:低周波地震Bの震源距離=低周波地震AのP-S時間:低周波地震BのP-S時間となる。おおよそ数km程度の低周波地震発生ゾーンの推定に成功したが、P波・S波到着時刻の読み取り誤差や低周波地震の震源と海底地震計の水平方向のずれからくる震源の深さの誤差について、十分な議論はできていない。・微動の潮汐応答性の解明 -満潮or干潮?-日向灘の微動に関しては満潮時・干潮時ともに微動が誘発されることを解明したが(Katakami et al., 2017)、特に微動が活発に観測されている西南日本の微動活動についても、満潮時と干潮時にどちらでも微動が誘発されるかを確認した。防災科学技術研究所が日本全国に設置している地震・津波観測監視システム(Do-net)のデータから微動を検出し、それらの微動の単位時間中の発生数と潮位の時間変化を確認した。一般的に海底下においては微動が干潮時に発生するが、満潮時に発生する微動活動を日向灘のみならず紀伊半島沖においても確認することができた。
英文摘要
・低周波地震の震源の深さ方向の精度向上低周波微動発生域直上に設置された単独の海底地震計を用いて、微動の深さ方向の精度向上を次の3点で行った。1)アレイ以外の広範囲に配置した海底地震計(設置間隔が20km程度)を用いて、微動の水平方向の位置(震央)を決定。2) その中から近接アレイ直下で発生している低周波地震を見出す。3) それらのイベントは、地震計までの地震波形の経路がほぼ等しいため、2つの微動のP-S時間(S波(約3.5km/s)到着時刻とP波(約5.5km/s)到着時刻の差分)の比が微動発生ゾーンの幅、つまり、低周波地震Aの震源距離:低周波地震Bの震源距離=低周波地震AのP-S時間:低周波地震BのP-S時間となる。おおよそ数km程度の低周波地震発生ゾーンの推定に成功したが、P波・S波到着時刻の読み取り誤差や低周波地震の震源と海底地震計の水平方向のずれからくる震源の深さの誤差について、十分な議論はできていない。・微動の潮汐応答性の解明 -満潮or干潮?-日向灘の微動に関しては満潮時・干潮時ともに微動が誘発されることを解明したが(Katakami et al., 2017)、特に微動が活発に観測されている西南日本の微動活動についても、満潮時と干潮時にどちらでも微動が誘発されるかを確認した。防災科学技術研究所が日本全国に設置している地震・津波観測監視システム(Do-net)のデータから微動を検出し、それらの微動の単位時間中の発生数と潮位の時間変化を確認した。一般的に海底下においては微動が干潮時に発生するが、満潮時に発生する微動活動を日向灘のみならず紀伊半島沖においても確認することができた。
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