Development of qualitative method using LED light sources for pigments and dyes contained in archaeological relics
Development of qualitative method using LED light sources for pigments and dyes contained in archaeological relics
批准号:
19J13241
负责人:
中野 由宇稀
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
2020年度の研究ではモデル試料と水漬けの標準塗膜に対して、狭波長光源として波長が異なるLED光源と光学フィルタとしてバンドパスフィルタを用いた定性方法における測定条件のデータベース化を行った。モデル試料については漆塗りの試作として作られた手板を用いた。手板は表面にそれぞれ金箔、黒漆、弁柄漆、朱合漆、春慶漆を施した5種類を使用した。標準塗膜の材料については、平成31年度に単体で測定条件の検討を行ってきた顔料やバインダー、胎を用いた。顔料は、亜鉛華 (ZnO)、酸化鉛 (Pb3O4, PbO2の混合物)、藍、鶏冠石 (As4S4)、水銀朱 (HgS)、弁柄 (Fe2O3)を用い、バインダーには亜麻仁油、漆を用いた。顔料粉末をバインダーと混合し、ガラス板上に製膜したものを標準塗膜とした。測定条件の検討項目は、昨年度の組み合わせに準じて行った。水漬けの標準塗膜については、標準塗膜を水道水で満たしたシャーレの中に入れ、乾燥試料と同様のLED光源の波長とバンドパスフィルタの種類で測定条件の検討を行った。本年度で調査したいずれのモデル試料においても、生漆膜や顔料粉末と同様の条件で像を確認することができた。結果から、モデル試料において像が得られる狭波長光源とバンドパスフィルタの組み合わせは漆や亜麻仁油と顔料を混合させた場合と同様に、モデル試料表面におけるバインダーと顔料の条件の加算になると推察される。また水漬けの標準塗膜において、いずれの試料においても像が得られる組み合わせは、乾燥状態で像が得られているLED光源と光学フィルタの組み合わせと同様だった。以上より、乾燥状態の材料に対して像が得られるLED光源とバンドパスフィルタの組合せの測定条件を確認することで実試料に利用された色材やバインダーを簡便に調査できる可能性が見出された。
英文摘要
2020年度の研究ではモデル試料と水漬けの標準塗膜に対して、狭波長光源として波長が異なるLED光源と光学フィルタとしてバンドパスフィルタを用いた定性方法における測定条件のデータベース化を行った。モデル試料については漆塗りの試作として作られた手板を用いた。手板は表面にそれぞれ金箔、黒漆、弁柄漆、朱合漆、春慶漆を施した5種類を使用した。標準塗膜の材料については、平成31年度に単体で測定条件の検討を行ってきた顔料やバインダー、胎を用いた。顔料は、亜鉛華 (ZnO)、酸化鉛 (Pb3O4, PbO2の混合物)、藍、鶏冠石 (As4S4)、水銀朱 (HgS)、弁柄 (Fe2O3)を用い、バインダーには亜麻仁油、漆を用いた。顔料粉末をバインダーと混合し、ガラス板上に製膜したものを標準塗膜とした。測定条件の検討項目は、昨年度の組み合わせに準じて行った。水漬けの標準塗膜については、標準塗膜を水道水で満たしたシャーレの中に入れ、乾燥試料と同様のLED光源の波長とバンドパスフィルタの種類で測定条件の検討を行った。本年度で調査したいずれのモデル試料においても、生漆膜や顔料粉末と同様の条件で像を確認することができた。結果から、モデル試料において像が得られる狭波長光源とバンドパスフィルタの組み合わせは漆や亜麻仁油と顔料を混合させた場合と同様に、モデル試料表面におけるバインダーと顔料の条件の加算になると推察される。また水漬けの標準塗膜において、いずれの試料においても像が得られる組み合わせは、乾燥状態で像が得られているLED光源と光学フィルタの組み合わせと同様だった。以上より、乾燥状態の材料に対して像が得られるLED光源とバンドパスフィルタの組合せの測定条件を確認することで実試料に利用された色材やバインダーを簡便に調査できる可能性が見出された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
バンドパスフィルタを用いた漆工材料の識別
使用带通滤波器识别漆器材料
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[青柳諒, 寺田昭彦, 徳山英昭, 矢部いつか・川口悠介・和川拓・井桁庸介・伊藤大樹・千手智晴, 矢部いつか, 中野由宇稀]
通讯作者:
中野由宇稀