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アンドレ・マルローにおける人間のイメージの変遷

アンドレ・マルローにおける人間のイメージの変遷
安德烈·马尔罗的人类形象的变化
批准号:
19J14469
负责人:
石川 典子
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本研究は、『束の間の人間と文学』というマルローの遺作に焦点を当て、マルローが追求した「人間」 に関する問題のその射程の広さを視野に入れながら、「束の間の人間」というイメージの解明を試みるものである。本年度は、マルローと不可知論についての理解を深める一年となった。「不可知論」という19世紀になって現れた比較的最近の思想をめぐって、その歴史的背景を整理することで、不可知論者としてのマルローを、20世紀ヨーロッパの思想史的文脈の中に位置付け、その現代的意味を明らかにすることができた。本年度はさらに、NRF誌を通じて交流があり、マルローの歴史観に多大な影響を与えたと考えられる哲学者ベルナール・グレトュイゼンについて、彼の著作や論文の精読を進めた。マルローの芸術論における非編年的な歴史観に関しては、これまで多くの研究が発 表されてきたが、こうした観点がいかにして獲得されたのかについては、あまり言及されてこなかった。そのことから、グレトゥイゼンを経由してディルタイの「歴史的理性批判」や「生の哲学」の立場が、マルローの歴史観にどのように反映されているのかについて研究を進めた。これらの研究は、マルローの歴史に対する不可知論的な立場を明らかにする上で、重要な論点であると思われる。以上の研究成果は、現在提出準備中の博士論文の一部として執筆しており、近年中に発表を予定している。また、研究成果としては、2019年度におこなった国際シンポジウムでの口頭発表が共著書籍の一論文として刊行された。同論文は、フランス語版がClassiques Garnier社より刊行予定であり、現在最終原稿を出版社に返送した状態である。
英文摘要
本研究は、『束の間の人間と文学』というマルローの遺作に焦点を当て、マルローが追求した「人間」 に関する問題のその射程の広さを視野に入れながら、「束の間の人間」というイメージの解明を試みるものである。本年度は、マルローと不可知論についての理解を深める一年となった。「不可知論」という19世紀になって現れた比較的最近の思想をめぐって、その歴史的背景を整理することで、不可知論者としてのマルローを、20世紀ヨーロッパの思想史的文脈の中に位置付け、その現代的意味を明らかにすることができた。本年度はさらに、NRF誌を通じて交流があり、マルローの歴史観に多大な影響を与えたと考えられる哲学者ベルナール・グレトュイゼンについて、彼の著作や論文の精読を進めた。マルローの芸術論における非編年的な歴史観に関しては、これまで多くの研究が発 表されてきたが、こうした観点がいかにして獲得されたのかについては、あまり言及されてこなかった。そのことから、グレトゥイゼンを経由してディルタイの「歴史的理性批判」や「生の哲学」の立場が、マルローの歴史観にどのように反映されているのかについて研究を進めた。これらの研究は、マルローの歴史に対する不可知論的な立場を明らかにする上で、重要な論点であると思われる。以上の研究成果は、現在提出準備中の博士論文の一部として執筆しており、近年中に発表を予定している。また、研究成果としては、2019年度におこなった国際シンポジウムでの口頭発表が共著書籍の一論文として刊行された。同論文は、フランス語版がClassiques Garnier社より刊行予定であり、現在最終原稿を出版社に返送した状態である。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
L'"humanisme tragique" dans l'oeuvre d'Andre Malraux
安德烈·马尔罗作品中的“人道主义悲剧”
DOI: --
发表时间: 2019
期刊:
影响因子: --
作者: [新稲亮, 高田彰二, 石川典子, 石川典子]
通讯作者: 石川典子
DOI: --
发表时间: 2019
期刊: 日本フランス語フランス文学会関東支部論集
影响因子: --
作者: [新稲亮, 高田彰二, 石川典子]
通讯作者: 石川典子
アンドレマルローと現代──ポストヒューマニズム時代の〈希望〉の再生──
安德烈·马尔罗与现代:在后人类主义时代重振“希望”
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [新稲亮, 高田彰二, 石川典子, 石川典子, 永井敦子・畑亜弥子・吉澤英樹・吉村和明共編]
通讯作者: 永井敦子・畑亜弥子・吉澤英樹・吉村和明共編