珪藻が生産する記憶喪失性貝毒ドウモイ酸の生合成経路の解明及び生合成遺伝子の同定
珪藻が生産する記憶喪失性貝毒ドウモイ酸の生合成経路の解明及び生合成遺伝子の同定
批准号:
19J20430
负责人:
前野 優香理
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2022-03-31
中文摘要
一部の珪藻類や紅藻類が生産するドウモイ酸(DA)は、哺乳動物の脳に発現するイオンチャネル型グルタミン酸受容体(iGluR)の強力なアゴニスト活性を有し、記憶喪失などの症状を引き起こす。近年、温暖化によりDA生産珪藻が大量繁殖し、DAの生合成は生態系へのリスクの点から注目されている。また、その特異な生理活性から、神経生理学の分野では研究用試薬として多用されている。本年度ははじめに、前年度に合成を達成した数種のDA類縁体の生物活性評価と、iGluRとのドッキングシミュレーションを行い、構造活性相関について調べた。生物活性評価にはマウスへの脳室内投与試験を採用し、行った。その結果、合成した類縁体のうち7’位にカルボニル基を有する類縁体を投与したマウスにおいて、激しい痙攣やスクラッチングなどの症状がみられた。次に、類縁体とiGluRとの結合様式について調べるため、iGluRのカイニン酸型受容体Gluk1とのドッキングシミュレーションを行った。結合モデルを確認すると、7’位のカルボニル酸素が受容体の489番目のチロシンのアミド窒素と水素結合を形成していた。このことから、7’位のカルボニル基が活性発現に重要であるという、生物活性試験の結果が理論的にも支持された。今年度はさらに、代表的なDA生産珪藻であるNitzschia navis-varingicaからDAの生合成遺伝子の同定を試みた。委託によりN. navis-varingicaの全ゲノム解析、ORFの予測を行い、すでに報告されているカイノイド生合成酵素とのBLASTP相同性検索を行った。しかし、N. navis-varingicaのDA生合成遺伝子と推定される遺伝子は検出されなかった。相同性を指標とした探索は困難であることが予想されたため、今後はDA生産時期のN. navis-varingicaのRNAseqを行う必要がある。
英文摘要
一部の珪藻類や紅藻類が生産するドウモイ酸(DA)は、哺乳動物の脳に発現するイオンチャネル型グルタミン酸受容体(iGluR)の強力なアゴニスト活性を有し、記憶喪失などの症状を引き起こす。近年、温暖化によりDA生産珪藻が大量繁殖し、DAの生合成は生態系へのリスクの点から注目されている。また、その特異な生理活性から、神経生理学の分野では研究用試薬として多用されている。本年度ははじめに、前年度に合成を達成した数種のDA類縁体の生物活性評価と、iGluRとのドッキングシミュレーションを行い、構造活性相関について調べた。生物活性評価にはマウスへの脳室内投与試験を採用し、行った。その結果、合成した類縁体のうち7’位にカルボニル基を有する類縁体を投与したマウスにおいて、激しい痙攣やスクラッチングなどの症状がみられた。次に、類縁体とiGluRとの結合様式について調べるため、iGluRのカイニン酸型受容体Gluk1とのドッキングシミュレーションを行った。結合モデルを確認すると、7’位のカルボニル酸素が受容体の489番目のチロシンのアミド窒素と水素結合を形成していた。このことから、7’位のカルボニル基が活性発現に重要であるという、生物活性試験の結果が理論的にも支持された。今年度はさらに、代表的なDA生産珪藻であるNitzschia navis-varingicaからDAの生合成遺伝子の同定を試みた。委託によりN. navis-varingicaの全ゲノム解析、ORFの予測を行い、すでに報告されているカイノイド生合成酵素とのBLASTP相同性検索を行った。しかし、N. navis-varingicaのDA生合成遺伝子と推定される遺伝子は検出されなかった。相同性を指標とした探索は困難であることが予想されたため、今後はDA生産時期のN. navis-varingicaのRNAseqを行う必要がある。
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神経興奮物質カイノイド類の生合成中間体の同定及び生理活性評価
神经刺激类胡萝卜素生物合成中间体的鉴定及其生理活性评价
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[前野 優香理, 小瀧裕一, 寺田竜太, 長由扶子, 此木敬一, 山下まり]
通讯作者:
山下まり
生合成環化酵素を用いたドウモイ酸新規類縁体生産系の構築
利用生物合成环化酶构建新型软骨藻酸类似物生产系统
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[前野優香理, 小瀧裕一, 寺田竜太, 長由扶子, 此木敬一, 山下まり]
通讯作者:
山下まり
Identification of biosynthetic intermediates of amnesic shellfish toxin domoic acid and anthelmintic compound kainic acid
遗忘性贝类毒素软骨藻酸和驱虫药红藻氨酸生物合成中间体的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Maeno, Y., Kotaki, Y., Terada, R., Cho, Y., Konoki, K. and Yotsu-Yamashita, M.]
通讯作者:
M.
生合成酵素を用いたドウモイ酸類縁体の調製と構造活性相関
利用生物合成酶制备软骨藻酸类似物及其构效关系
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[前野優香理 , 小瀧裕一 , 寺田竜太 , 日高將文 , 長由扶子 , 此木敬一 , 山下まり]
通讯作者:
山下まり
カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所(米国)
加州大学圣地亚哥分校斯克里普斯海洋学研究所(美国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 9 条
イオンチャネル型グルタミン酸受容体の機能解析に資するカイトセファリンの生合成研究
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批准号:22KJ0725
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$3.33万
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财政年份:2023
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负责人:前野 優香理
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依托单位:
国内基金
海外基金
转录因子HL6调控植物卡生合成增强水稻抗病性的分子遗传基础研究
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批准号:32272071
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项目类别:面上项目
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资助金额:54万元
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批准年份:2022
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负责人:余四斌
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依托单位: