戦後ドイツ文化史における現代美術の研究―観客と公的体験の観点から
戦後ドイツ文化史における現代美術の研究―観客と公的体験の観点から
批准号:
19J21484
负责人:
水野 俊
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2022-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
最終年度である本年は、ヨーゼフ・ボイスの芸術活動を観客の反応を含めた同時代の文脈に置き入れることで、その政治的作用の一端を明らかにした。また2021年のボイス生誕100周年にあたって、展覧会や関連する出版物に携わった。なお今年度は昨年度に引き続き、コロナウイルスの感染状況を勘案してアーカイヴ調査ではなく文献調査に注力した。昨年度まではナチズムといった政治的主題との関連が明らかな作品を調査対象としてきたが、今年度は1960年代のパフォーマンスを対象に、その政治的含意を当時の観客による受容から明らかにした。観客の芸術作品への参与という問題は、昨年度から取り組んできた近年の社会参与型芸術の検討においても基礎となる観点であり、その意味でボイスと近年の芸術動向とを比較するための土台となる。一般にボイスの個人的経験や儀式的な外見から解釈されてきたボイス初期のアクションは、実際には同時期に制作・実施された他の芸術家によるより政治的な作品や、学生を中心とする観客を強く意識したもので、その意味で暴力沙汰にまで発展していた同時代の政治的興奮に対する反対像として企図されていたことを指摘した。この内容はボイス生誕100年に際して開催された展覧会「ボイス+パレルモ」の関連講演にて発表し、加筆修正の上でその報告集『ボイス・リーダー』に寄稿した。また同展のカタログには、ドイツでの100周年関連の出版物等も踏まえ、ボイス関連の年表と文献表を制作した。年度途中での制作のため必ずしも包括的な紹介には至らなかったが、『美術手帖』や慶應大学アートセンターのブックレットに寄稿した文献・研究紹介とともに、多面的なボイス研究の現状を取りまとめた。その際特にボイス関連アーカイヴ(ヨーゼフ・ボイスアーカイヴ、ボイス・メディアアーカイヴ)や「ボイス研究賞」などの動向に着目し、彼の制作活動の現代性や近年の芸術への影響を示した。
期刊论文(9)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
ヨーゼフ・ボイスと「総合芸術作品」――1980年代の言説における「ドイツ文化」への言及
约瑟夫·博伊斯与“综合艺术作品”:20世纪80年代话语中对“德国文化”的提及
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Makiko Ogino, Yoshio Kaneko, Yoshinori Tokura, Youtarou Takahashi, 水野俊, 水野俊]
通讯作者:
水野俊
ヨーゼフ・ボイス初期作品における国民社会主義の表象――同時代催事および言説の分析
约瑟夫·博伊斯早期作品中国家社会主义的表现:对当代事件和话语的分析
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[海和 雄亮, 岡 弘樹, 小柳津 研一, 水野俊]
通讯作者:
水野俊
ヨーゼフ・ボイスの自己神話化 芸術と政治との間で
约瑟夫·博伊斯的自我神话:艺术与政治之间
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[恩田理奈, 他MEG IIコラボレーション, 水野俊]
通讯作者:
水野俊
ボイス+パレルモ
语音+巴勒莫
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[鈴木俊晴, 福元崇志, 平野到, スヴェン・リントホルム, クリストフ・シュライアー, 大浦周, 水野俊, 岡添瑠子]
通讯作者:
岡添瑠子
Booklet 29 モルフ・アンティモルフ 場のイメージ論
小册子 29 变形/反变形场图像理论
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[後藤文子, 長岡龍作, 和田浩一, 岡村幸宣, 杉野秀樹, 山内宏泰, 保坂健二朗, 川畑秀明, 末盛千枝子, 早坂若子, 角田かるあ, 水野俊]
通讯作者:
水野俊
共 8 条
海外基金