タイの信教の自由に与えたキリスト教の影響と課題:『宗教寛容令』成立過程をめぐって
タイの信教の自由に与えたキリスト教の影響と課題:『宗教寛容令』成立過程をめぐって
批准号:
19K00085
负责人:
森島 豊
金额:
$2.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究はタイ国北部でラーマ5世が信教の自由を保障した最初の公文書「宗教寛容令」の成立過程を調査している。これまでキリスト教宣教師の影響に注目してきたが、バンコク王朝が宣教師の要望に答えた背景にある政治的要因を調査している。本年度は特にこの研究調査の中で発見した当時の米国領事館D. B. Sicklesの資料群の分析をした。この資料の中にはキリスト教宣教師マックギルバリーたちの手紙とそれに対応した領事館の報告書が含まれている。これは宣教師の報告以外で「宗教寛容令」に関わる未見の第一級資料となる。しかし、古くなったクセの強い手書きの手紙は判読が難しく、特に領事館のアメリカ本土に送られた報告書とバンコク王朝とのやり取りを記したタイ語の手紙の判読に多くの時間を要する。現在、関係文書の特定とその文字起こしを行なっている。また、「宗教寛容令」の成立にある国家統一の政治的意図の背景には、日本の国家統一における政治的動向と類似している点が見受けられ、戦後の日本再建における政府の取り組みと比較検討するための足がかりになる研究を行った。これらは「戦後「平和国家」の成立と展開ーー賀川豊彦の働きをめぐって」(『キリスト教と文化』38号)、「聖書的語りの担い手と日本社会の壁ーー桑田秀延が苦闘した日本精神をめぐって」(『神学』84号)、「日本の人権思想を問うーー災禍に迫る危機」(『福音と世界』78号)で報告した。また、国家からの圧力や災害におけるキリスト教の対応について、キリスト教思想史の観点から共通する理念の考察を『夜明けを共に待ちながら』(教文館)、『大災害の神学』(キリスト新聞社)において発表した。
英文摘要
本研究はタイ国北部でラーマ5世が信教の自由を保障した最初の公文書「宗教寛容令」の成立過程を調査している。これまでキリスト教宣教師の影響に注目してきたが、バンコク王朝が宣教師の要望に答えた背景にある政治的要因を調査している。本年度は特にこの研究調査の中で発見した当時の米国領事館D. B. Sicklesの資料群の分析をした。この資料の中にはキリスト教宣教師マックギルバリーたちの手紙とそれに対応した領事館の報告書が含まれている。これは宣教師の報告以外で「宗教寛容令」に関わる未見の第一級資料となる。しかし、古くなったクセの強い手書きの手紙は判読が難しく、特に領事館のアメリカ本土に送られた報告書とバンコク王朝とのやり取りを記したタイ語の手紙の判読に多くの時間を要する。現在、関係文書の特定とその文字起こしを行なっている。また、「宗教寛容令」の成立にある国家統一の政治的意図の背景には、日本の国家統一における政治的動向と類似している点が見受けられ、戦後の日本再建における政府の取り組みと比較検討するための足がかりになる研究を行った。これらは「戦後「平和国家」の成立と展開ーー賀川豊彦の働きをめぐって」(『キリスト教と文化』38号)、「聖書的語りの担い手と日本社会の壁ーー桑田秀延が苦闘した日本精神をめぐって」(『神学』84号)、「日本の人権思想を問うーー災禍に迫る危機」(『福音と世界』78号)で報告した。また、国家からの圧力や災害におけるキリスト教の対応について、キリスト教思想史の観点から共通する理念の考察を『夜明けを共に待ちながら』(教文館)、『大災害の神学』(キリスト新聞社)において発表した。
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戦後平和思想に潜む伝統思想 IIーー戦前の国体と戦後の平和国家ーー
战后和平思想中隐藏的传统思想之二:战前的国家政体与战后的和平国家
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
『キリスト教と文化』
影响因子:
--
作者:
[石井真美子, 村田進, 山内貴, Satoshi Ogura, 拓 徹, 拓 徹, 拓 徹, Satoshi Ogura, Toru Tak, 拓 徹, Satoshi Ogura, 小倉智史, 小倉 智史, 拓 徹, 諸岡了介, Ryosuke Morooka, Ryosuke Morooka, 堀内一史, 青木洋司, 大貫大樹, 石本道明, 青木洋司, 柴﨑一孝, 森島 豊, 森島 豊]
通讯作者:
森島 豊
「アジアにおけるピューリタニズムの影響と限界ーータイ国における信教の自由をめぐってーー
“清教主义在亚洲的影响和局限性:泰国的宗教自由”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
『ピューリタニズム研究』
影响因子:
--
作者:
[石井真美子, 村田進, 山内貴, Satoshi Ogura, 拓 徹, 拓 徹, 拓 徹, Satoshi Ogura, Toru Tak, 拓 徹, Satoshi Ogura, 小倉智史, 小倉 智史, 拓 徹, 諸岡了介, Ryosuke Morooka, Ryosuke Morooka, 堀内一史, 青木洋司, 大貫大樹, 石本道明, 青木洋司, 柴﨑一孝, 森島 豊, 森島 豊, 森島 豊]
通讯作者:
森島 豊
『夜明けを共に待ちながらーー香港への祈り』(執筆章は「序論 今、私たちにできること」)
《一起等待黎明——为香港祈祷》(撰写章节:《引言:我们现在能做什么》)
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[森島豊, 松谷曄介, エスター・チェン, 朝岡勝, 孫宝玲, 大西良嗣, 大嶋重德, 大石周平, 平野克己, ジャスティン・ラウ, 星出卓也, 伽賀由, 王少勇, 三輪地塩, 唐澤健太, カリダ・チュー, 増田将平, マシュー・ライ]
通讯作者:
マシュー・ライ
「開院式勅語における「平和国家」成立過程――東久邇宮と石原莞爾の国体思想に基づく平和思想の影響」
《帝国开幕式讲话中建立“和平国家”的过程:以东国宫和石原宽治的国家政治思想为基础的和平思想的影响》。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
『青山総合文化政策学』
影响因子:
--
作者:
[石井真美子, 村田進, 山内貴, Satoshi Ogura, 拓 徹, 拓 徹, 拓 徹, Satoshi Ogura, Toru Tak, 拓 徹, Satoshi Ogura, 小倉智史, 小倉 智史, 拓 徹, 諸岡了介, Ryosuke Morooka, Ryosuke Morooka, 堀内一史, 青木洋司, 大貫大樹, 石本道明, 青木洋司, 柴﨑一孝, 森島 豊]
通讯作者:
森島 豊
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 22 条
The Religious and Political Factors in the Process of 'Proclamation of Religious Tolerance for the Laos': An Analysis of the Sickles Document
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批准号:23K00071
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2023
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负责人:森島 豊
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依托单位:
海外基金