Longitudinal Study in Japanese Pronunciation of Russian Native Speakers
Longitudinal Study in Japanese Pronunciation of Russian Native Speakers
批准号:
19K00701
负责人:
小熊 利江
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究の目的は、ロシア語母語話者(以下、「ロシア人」とする)による日本語の音声習得過程を明らかにすることである。同一被験者に対してデータ収集と分析を継続的に行うことによって、横断研究において予測された内容について、学習者が実際にたどる習得過程と対照しながら検討することが可能になる。そのため毎年モスクワに渡航し、ロシア人の日本語学習者の発話データを収集して分析を行う縦断研究を遂行している。しかし、2年前と昨年度は新型コロナウイルス感染状況の悪化のため、モスクワにおけるデータ収集が難航した。また本年度はロシアによるウクライナ侵攻のため、モスクワへの調査渡航が行えなかった。ロシア人の日本語発話音声データの収集は非常に厳しい状況が続いている。そこで本年度は、過去に収集した発話データを用いて、ロシア人の日本語音声習得に関する新しい分野を開拓し、研究成果をまとめることにした。研究実績としては、国際学会での研究発表1件と、国際学会の論文集への投稿論文3件が挙げられる。研究発表では、ロシア人にとって習得困難な2つの音韻対/う/と/お/、/あ/と/お/について、縦断的に学習者の発音の変化を観察して記述した。1つの論文では、縦断的な分析の結果が横断研究からの予測と異なっており、上級レベルになっても母音の発音に不自然さが残る様子が確認された。別の論文では、日本語の母音の産出について量的分析を行った結果、単音レベルの発音は不自然に聞こえるという指摘が多いことが明らかになった。なかでも、母音の発音が曖昧化する現象が多く生じており、母音の発音の習得過程は音韻の範疇化プロセスの仮説と関連する可能性が示された。さらに別の論文では、ロシア人による日本語の音声習得過程において音声が体系的に変異する様子を示し、発音の習得過程が音韻の漸次拡散モデルと音韻の範疇化プロセスの仮説を支持する可能性を示した。
英文摘要
本研究の目的は、ロシア語母語話者(以下、「ロシア人」とする)による日本語の音声習得過程を明らかにすることである。同一被験者に対してデータ収集と分析を継続的に行うことによって、横断研究において予測された内容について、学習者が実際にたどる習得過程と対照しながら検討することが可能になる。そのため毎年モスクワに渡航し、ロシア人の日本語学習者の発話データを収集して分析を行う縦断研究を遂行している。しかし、2年前と昨年度は新型コロナウイルス感染状況の悪化のため、モスクワにおけるデータ収集が難航した。また本年度はロシアによるウクライナ侵攻のため、モスクワへの調査渡航が行えなかった。ロシア人の日本語発話音声データの収集は非常に厳しい状況が続いている。そこで本年度は、過去に収集した発話データを用いて、ロシア人の日本語音声習得に関する新しい分野を開拓し、研究成果をまとめることにした。研究実績としては、国際学会での研究発表1件と、国際学会の論文集への投稿論文3件が挙げられる。研究発表では、ロシア人にとって習得困難な2つの音韻対/う/と/お/、/あ/と/お/について、縦断的に学習者の発音の変化を観察して記述した。1つの論文では、縦断的な分析の結果が横断研究からの予測と異なっており、上級レベルになっても母音の発音に不自然さが残る様子が確認された。別の論文では、日本語の母音の産出について量的分析を行った結果、単音レベルの発音は不自然に聞こえるという指摘が多いことが明らかになった。なかでも、母音の発音が曖昧化する現象が多く生じており、母音の発音の習得過程は音韻の範疇化プロセスの仮説と関連する可能性が示された。さらに別の論文では、ロシア人による日本語の音声習得過程において音声が体系的に変異する様子を示し、発音の習得過程が音韻の漸次拡散モデルと音韻の範疇化プロセスの仮説を支持する可能性を示した。
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ロシア人による日本語の母音の発音の習得過程に関する探索的研究
俄罗斯人学习日语元音发音过程的探索性研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小熊利江, 小熊利江, 小熊利江, 小熊利江, Rie Oguma]
通讯作者:
Rie Oguma
海外の学習者の日本語能力レベルの変化と発音の習得過程―モスクワの大学で日本語を学習するロシア人の場合-
海外学习者日语能力水平的变化及发音习得过程 - 以莫斯科某大学学习日语的俄罗斯学生为例 -
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
ブカレスト大学日本語教育シンポジウム論集
影响因子:
--
作者:
[小熊利江]
通讯作者:
小熊利江
ロシア人による日本語発音の不自然さの傾向―単音レベルの発音に着目して-
俄罗斯人日语发音不自然的趋势 - 专注于单音级别发音 -
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
日本語教育連絡会議
影响因子:
--
作者:
[小熊利江, 小熊利江, 小熊利江, 小熊利江]
通讯作者:
小熊利江
日本語能力レベルの変化と発音の習得過程―モスクワの大学で日本語を学習するロシア人の場合―
日语能力水平和发音习得过程的变化 - 以俄罗斯人在莫斯科大学学习日语为例 -
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小熊利江, 小熊利江, 小熊利江, 小熊利江, Rie Oguma, 小熊利江]
通讯作者:
小熊利江
ロシア語母語話者による日本語の母音の曖昧化と習得過程
俄语母语者对日语元音的消歧和习得过程
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
ポズナン・クラクフ日本学専攻設立35周年記念国際研究学会Practicing Japan 論集
影响因子:
--
作者:
[小熊利江, 小熊利江, 小熊利江]
通讯作者:
小熊利江
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