五一広場東漢簡牘よりみた後漢時代の在地社会
五一広場東漢簡牘よりみた後漢時代の在地社会
批准号:
19K01027
负责人:
飯田 祥子
金额:
$2.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
五一簡の統計的な検討を体系的に行うため、既発表史料データベースの精度を高めるべく、再整理を行った。里耶秦簡等との比較の上、機能分類を導入し、文書・簿籍等の大分類以下、5層に細分した。また釈文の修正情報や、簡のサイズ・材質等についても一括して管理できるようデータベースのフォーマットを再構築した。輪読会はオンラインで月2回、安定的に開催し、第2層出土簡および第3層出土簡の一部(③71番台)まで読解した。第2層出土簡については「長沙五一廣場東漢簡牘譯注稿(七)(八)暫定版」としてHP五一広場東漢簡牘研究会に公開した。また研究協力者の研究報告会を開催し、『参』九二四簡を標題とする冊書を通読した。研究課題である「在地社会」のありかたに関わる流動人口に関する専論「五一廣場東漢簡牘にみる後漢中期の人の移動と管理」(『東洋史研究』81-1、2022年)を刊行した。この論文を通して中央の政策と「在地社会」に対する地方官府の働きかけの関係を検討する必要が明らかになったので、「後漢中期の地方統治姿勢―五一広場東漢簡牘を手がかりとして」を執筆し、現在校正中である。中央の地方統治政策や政治動向との関連を再検討すべく、代表者自身の既発表論文の見なおしを行い、『漢新時代の地域統治と政権交替』(汲古書院、2022年)を刊行した。五一簡の理解には、隣接する地域から出土した走馬楼呉簡の知識を欠くことができないが、呉簡に関する論文集の書評「伊藤敏雄・関尾史郎編『後漢・魏晋簡牘の世界』」(『日本秦漢史研究』23、2022)を執筆する機会に恵まれた。
英文摘要
五一簡の統計的な検討を体系的に行うため、既発表史料データベースの精度を高めるべく、再整理を行った。里耶秦簡等との比較の上、機能分類を導入し、文書・簿籍等の大分類以下、5層に細分した。また釈文の修正情報や、簡のサイズ・材質等についても一括して管理できるようデータベースのフォーマットを再構築した。輪読会はオンラインで月2回、安定的に開催し、第2層出土簡および第3層出土簡の一部(③71番台)まで読解した。第2層出土簡については「長沙五一廣場東漢簡牘譯注稿(七)(八)暫定版」としてHP五一広場東漢簡牘研究会に公開した。また研究協力者の研究報告会を開催し、『参』九二四簡を標題とする冊書を通読した。研究課題である「在地社会」のありかたに関わる流動人口に関する専論「五一廣場東漢簡牘にみる後漢中期の人の移動と管理」(『東洋史研究』81-1、2022年)を刊行した。この論文を通して中央の政策と「在地社会」に対する地方官府の働きかけの関係を検討する必要が明らかになったので、「後漢中期の地方統治姿勢―五一広場東漢簡牘を手がかりとして」を執筆し、現在校正中である。中央の地方統治政策や政治動向との関連を再検討すべく、代表者自身の既発表論文の見なおしを行い、『漢新時代の地域統治と政権交替』(汲古書院、2022年)を刊行した。五一簡の理解には、隣接する地域から出土した走馬楼呉簡の知識を欠くことができないが、呉簡に関する論文集の書評「伊藤敏雄・関尾史郎編『後漢・魏晋簡牘の世界』」(『日本秦漢史研究』23、2022)を執筆する機会に恵まれた。
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