東北北部の縄文時代人口の推計および人口変動と祭祀や墓制の変化との関連性分析
東北北部の縄文時代人口の推計および人口変動と祭祀や墓制の変化との関連性分析
批准号:
19K01118
负责人:
中村 大
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
これまでの研究により、東北北部の縄文時代には6回の大きな人口変動期があり、それと連動して儀礼(祭祀・墓制)に大きな変化が生じていたことが明らかになりつつある。それとともに、昨年度からは人口と儀礼が連動するメカニズムを説明し儀礼の機能に新たな解釈を提示する「レジリエンスモデル」の構築を進めてきた。今年度は、モデルの改良を実施するとともに、縄文時代の儀礼における社会のレジリエンスの発現を考古データの傾向やパターンから捉えるための分析手法のアップデートも進めた。本研究のレジリエンスモデルでは、レジリエンスを「システムが想定内や想定外のいずれの状況でも機能し続ける能力」としている。それは機能を維持し存続できる「強さ」と、環境の変化に対応できる「しなやかさ」である。社会の強さは組織力と情報共有が生みだす共同体であり、しなやかさはメンバーの多様性と想像力で緩やかに連帯する共異体である。社会は一般的に両者の性質を併せ持つ。共同体による構造の維持と共異体による構造の革新を適切に使い分けることで、地域社会のレジリエンスが発揮され社会が持続する。そして、儀礼は社会がもつ共同体と共異体の両側面を参加者に理解させ、両者を調和させる場として重要である。儀礼空間には社会の秩序、規範、価値観などが示され構造的な強さを参加者に実感させる。こうした空間の構造化現象としては、環状列石や集団墓地にみられる列状、同心円状などの配列や分節化、土手や溝による区画などが挙げられる。一方、配石の石組みや墓の副葬品などのバリエーションやそれらの大幅な変更は、社会が有する選択肢の豊かさや潜在する革新性の現れと理解できる。レジリエンスモデルの導入により、縄文時代の儀礼空間にみられる規則性と多様性を統合的に説明し、人口動態と儀礼が連動する仕組みを提示することが可能になった。
英文摘要
これまでの研究により、東北北部の縄文時代には6回の大きな人口変動期があり、それと連動して儀礼(祭祀・墓制)に大きな変化が生じていたことが明らかになりつつある。それとともに、昨年度からは人口と儀礼が連動するメカニズムを説明し儀礼の機能に新たな解釈を提示する「レジリエンスモデル」の構築を進めてきた。今年度は、モデルの改良を実施するとともに、縄文時代の儀礼における社会のレジリエンスの発現を考古データの傾向やパターンから捉えるための分析手法のアップデートも進めた。本研究のレジリエンスモデルでは、レジリエンスを「システムが想定内や想定外のいずれの状況でも機能し続ける能力」としている。それは機能を維持し存続できる「強さ」と、環境の変化に対応できる「しなやかさ」である。社会の強さは組織力と情報共有が生みだす共同体であり、しなやかさはメンバーの多様性と想像力で緩やかに連帯する共異体である。社会は一般的に両者の性質を併せ持つ。共同体による構造の維持と共異体による構造の革新を適切に使い分けることで、地域社会のレジリエンスが発揮され社会が持続する。そして、儀礼は社会がもつ共同体と共異体の両側面を参加者に理解させ、両者を調和させる場として重要である。儀礼空間には社会の秩序、規範、価値観などが示され構造的な強さを参加者に実感させる。こうした空間の構造化現象としては、環状列石や集団墓地にみられる列状、同心円状などの配列や分節化、土手や溝による区画などが挙げられる。一方、配石の石組みや墓の副葬品などのバリエーションやそれらの大幅な変更は、社会が有する選択肢の豊かさや潜在する革新性の現れと理解できる。レジリエンスモデルの導入により、縄文時代の儀礼空間にみられる規則性と多様性を統合的に説明し、人口動態と儀礼が連動する仕組みを提示することが可能になった。
期刊论文(10)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Demographic Shifts and Emergence of Ritual Landscapes during the Jomon Period in Northern Japan, 6000 to 2500 cal BP
距今 6000 至 2500 年日本北部绳文时代的人口变化和仪式景观的出现
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
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作者:
[福山博章, 辻 康男, 岩本崇, 川畑純, 廣瀬覚, 辻康男, Oki Nakamura]
通讯作者:
Oki Nakamura
圏論を応用した社会レジリエンスモデルの構築について
应用范畴论构建社会复原力模型
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
環太平洋文明研究
影响因子:
--
作者:
[中村大介, 田村朋美, 廣瀬覚, 中村大]
通讯作者:
中村大
太陽光発電施設を対象としたスパイラル杭の凍上対策とその設計方法の提案
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批准号:22K04301
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:中村 大
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依托单位:
岩石の凍上メカニズムの解明及び岩石の凍上判定試験方法の確立
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批准号:15760357
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:2003
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负责人:中村 大
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依托单位:
海外基金