in vitro分化誘導した長期生存形質細胞を用いた革新的薬剤投与法の開発
in vitro分化誘導した長期生存形質細胞を用いた革新的薬剤投与法の開発
批准号:
19K07747
负责人:
羽根田 正隆
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
研究のゴールは、末梢血中のナイーブBリンパ球をゲノム編集により元々の抗体産生機能を欠失させると同時に抗体医薬をノックインし長期生存形質細胞へと分化誘導することである。長期生存形質細胞を利用できれば抗体医薬を産生し続けることで繰り返し薬剤を投与する必要がなくなり、医療経済的にも有用な手段と考える。本年度は、まずヒト細胞株の中で特にIgM産生が観察されているBリンパ球細胞株(JCRB0117 B104およびJCRB0035 RPMI 1788)をJCRB細胞バンクより購入した。B104は重鎖はIgMとIgDを、軽鎖はIgKを細胞表面に発現しいる。またRPMI 1788は重鎖はIgMを、軽鎖はIgLを細胞表面に発現しいる。前年度設計したIgHμの重鎖が軽鎖と重合する際には定常領域CH1のシステインの前方に存在するPAMサイトをターゲットとしたgRNAを作成し、IgMの発現に与える影響について検討を行なった。B104およびRPMI 1788の細胞表面にIgMの発現しないクローンを樹立した。特にIgM- B104ではIgDの発現は保たれておりIgKをノックダウンすることでIgDの発現も減弱化すると思われたが、発現レベルに変化はなかった。そこでIgHδの重鎖が軽鎖と重合する際には定常領域CH1のシステインの前方に存在するPAMサイトをターゲットとしたgRNAを設計・作成した。それぞれを順次ノックアウトすることで、IgM, IgK, IgDの発現しないB104クローンを樹立することができた。今後は細胞株からヒト末梢血ナイーブ Bリンパ球を使用した実験系に移行し、免疫グロブリン発現のない長期生存形質細胞の樹立を試みる予定である。
英文摘要
研究のゴールは、末梢血中のナイーブBリンパ球をゲノム編集により元々の抗体産生機能を欠失させると同時に抗体医薬をノックインし長期生存形質細胞へと分化誘導することである。長期生存形質細胞を利用できれば抗体医薬を産生し続けることで繰り返し薬剤を投与する必要がなくなり、医療経済的にも有用な手段と考える。本年度は、まずヒト細胞株の中で特にIgM産生が観察されているBリンパ球細胞株(JCRB0117 B104およびJCRB0035 RPMI 1788)をJCRB細胞バンクより購入した。B104は重鎖はIgMとIgDを、軽鎖はIgKを細胞表面に発現しいる。またRPMI 1788は重鎖はIgMを、軽鎖はIgLを細胞表面に発現しいる。前年度設計したIgHμの重鎖が軽鎖と重合する際には定常領域CH1のシステインの前方に存在するPAMサイトをターゲットとしたgRNAを作成し、IgMの発現に与える影響について検討を行なった。B104およびRPMI 1788の細胞表面にIgMの発現しないクローンを樹立した。特にIgM- B104ではIgDの発現は保たれておりIgKをノックダウンすることでIgDの発現も減弱化すると思われたが、発現レベルに変化はなかった。そこでIgHδの重鎖が軽鎖と重合する際には定常領域CH1のシステインの前方に存在するPAMサイトをターゲットとしたgRNAを設計・作成した。それぞれを順次ノックアウトすることで、IgM, IgK, IgDの発現しないB104クローンを樹立することができた。今後は細胞株からヒト末梢血ナイーブ Bリンパ球を使用した実験系に移行し、免疫グロブリン発現のない長期生存形質細胞の樹立を試みる予定である。
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