「サーチ・マッチング理論」による第三通貨の国際的流通に関する理論的・実証的研究
「サーチ・マッチング理論」による第三通貨の国際的流通に関する理論的・実証的研究
批准号:
18K01708
负责人:
田中 茉莉子
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究では、「交付申請書(様式D-2-1)」に記載の通り、アジア圏内の国際貿易で米ドル決済が支配的である一方、ヨーロッパ域内でユーロ決済が支配的であるという現象に着目し、国際貿易の決済通貨としての「第三通貨」の選択に地域間で差異が見られる理由を明らかにすることを目的としている。東京大学の福田慎一教授との共著の論文において、経済地理をサーチ・マッチング理論に組み込むことにより、ミクロ経済主体による国際通貨の選択の結果、米ドルが国際取引において支配的な役割を果たすようになるメカニズムを明らかにした。具体的には、Lagos and Wrightによって開発された、第三世代と呼ばれる新しい「サーチ・マッチング理論」を用いた国際通貨の選択に関する基本モデルを構築した。そこでは、経済主体間の取引において、近年の先行研究でたびたび引用されているKalai bargainingと呼ばれる手法を導入した。その上で、各国の最適な消費水準および効用水準を導出し、ドルが国際通貨として流通する理由として、経済地理が1つの大きな要因であることを明らかにした。この論文は既にディスカッションペーパーとして公表済みであり、査読付き学術雑誌への投稿に向けて改訂中である。その他の主要な実績としては、以下が挙げられる。第1に、金融論のテキスト(単著)を執筆・刊行した。第2に、コロナ下での日本銀行による大規模な株式買い入れの影響に関する実証研究(東京大学の福田慎一教授との共著)を実施した。この研究の成果は、国内の研究会で報告後、査読付き学術雑誌に投稿中である。第3に、コロナ下で顕在化した雇用のミスマッチの問題を軽減する1つの解決策としてリカレント教育が果たす役割について分析を行った。その研究成果は、論文2本および日本経済新聞の記事(いずれも単著)として公表した。
英文摘要
本研究では、「交付申請書(様式D-2-1)」に記載の通り、アジア圏内の国際貿易で米ドル決済が支配的である一方、ヨーロッパ域内でユーロ決済が支配的であるという現象に着目し、国際貿易の決済通貨としての「第三通貨」の選択に地域間で差異が見られる理由を明らかにすることを目的としている。東京大学の福田慎一教授との共著の論文において、経済地理をサーチ・マッチング理論に組み込むことにより、ミクロ経済主体による国際通貨の選択の結果、米ドルが国際取引において支配的な役割を果たすようになるメカニズムを明らかにした。具体的には、Lagos and Wrightによって開発された、第三世代と呼ばれる新しい「サーチ・マッチング理論」を用いた国際通貨の選択に関する基本モデルを構築した。そこでは、経済主体間の取引において、近年の先行研究でたびたび引用されているKalai bargainingと呼ばれる手法を導入した。その上で、各国の最適な消費水準および効用水準を導出し、ドルが国際通貨として流通する理由として、経済地理が1つの大きな要因であることを明らかにした。この論文は既にディスカッションペーパーとして公表済みであり、査読付き学術雑誌への投稿に向けて改訂中である。その他の主要な実績としては、以下が挙げられる。第1に、金融論のテキスト(単著)を執筆・刊行した。第2に、コロナ下での日本銀行による大規模な株式買い入れの影響に関する実証研究(東京大学の福田慎一教授との共著)を実施した。この研究の成果は、国内の研究会で報告後、査読付き学術雑誌に投稿中である。第3に、コロナ下で顕在化した雇用のミスマッチの問題を軽減する1つの解決策としてリカレント教育が果たす役割について分析を行った。その研究成果は、論文2本および日本経済新聞の記事(いずれも単著)として公表した。
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Firms’ Liquidity Assets and Workers’ Claims
公司的流动资产和工人的债权
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
Public Policy Review
影响因子:
--
作者:
[Hidekazu Yoshioka, Motoh Tsujimura, Kunihiko Hamagami, Yumi Yoshioka, 水谷聡志,中川覃夫, Chikashi Tsuji, 竹原 均, Mariko Tanaka]
通讯作者:
Mariko Tanaka
これからの「人材の活躍強化」―リカレント教育に関する分析(分担執筆『検証 アベノミクス「新三本の矢」: 成長戦略による構造改革への期待と課題』)
未来“强化人力资源的积极作用”——再教育分析(合着《安倍经济学“新三支箭”的验证:增长战略对结构性改革的期待与挑战》)
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[田中茉莉子(福田慎一編, 分担執筆)]
通讯作者:
分担執筆)
新型コロナ下のリカレント教育と経済成長
新冠病毒下的经常性教育与经济增长
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shin-ichi Fukuda, Mariko Tanaka, Chikashi Tsuji, Toshio Nakagawa, Hitoshi Takehara, 田中茉莉子, Chikashi Tsuji, 田中 茉莉子]
通讯作者:
田中 茉莉子
技術進歩と日本経済(分担執筆:第5章 暗号資産をめぐる貨幣経済理論の動向)
技术进步与日本经济(合著者:第五章围绕加密资产的货币经济理论趋势)
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T. Abe, Y. Miyata, and T. Shiohama, 福田 慎一編]
通讯作者:
福田 慎一編
Spillover Effects of Asian Financial Markets on the Global Markets
亚洲金融市场对全球市场的溢出效应
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
Public Policy Review
影响因子:
--
作者:
[Fukuda Shin-ichi, Tanaka Mariko]
通讯作者:
Tanaka Mariko
共 20 条