普段着に溶け込むイヤホン型脳波電極の開発:日常脳波の広範な活用に向けて
普段着に溶け込むイヤホン型脳波電極の開発:日常脳波の広範な活用に向けて
批准号:
18K11406
负责人:
荒生 弘史
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、中枢系の生体情報として高い潜在力を持つ脳波を、日常での着用に違和感のないイヤホン型電極により計測する技術を開発するものである。2022年度については、2020年度以来繰り返された新型コロナウイルスの感染拡大と、そこからの十分な収束に至らなかったことから、実験室の利用および長時間の実験については困難な状況が続いた。その一方で、これまでに取得したデータをより詳細に分析することで、あらたに成果発表をおこなうことができた。代表的なものとして下記の点があげられる。視覚的に同時に呈示される2語文の格助詞と動詞の適合性を判断する課題における事象関連電位について、側頭部電位の解析に有用な平衡型頭部外基準電極を用いて解析すると、N1およびP2、さらにゆるやかかつ大きなN400が観察された。このうち、P2は、中央から前頭にかけて最大となり、側頭部をはじめ耳朶や外耳道にも波及する幅広い分布を示した。P2は、左側においてより高振幅であるとともに、耳朶よりも外耳道においてより高振幅で記録された。既報分とあわせて総合すると、耳朶と外耳道は互いに至近でありよく似た振る舞いを示す一方で、両者には違いも存在すること、また、外耳道は実際に耳朶よりも高振幅で記録できる電位が視聴覚それぞれのモダリティにおいて存在することが示された。なお、視聴覚どちらの刺激に対しても電位が両耳朶に波及している。もしも両耳朶平均を基準にすると頭皮上で記録される電位は耳朶での電位を減算したものとなり、より頭皮上の電位が減じられて観察されることになる。このことは、視聴覚のモダリティを問わずに顕著に生じることも示された。当研究課題は、研究期間を延長し2022年度までとしていたが、再度期間延長し、2023年度までの実施を申請している。2023年度も継続して成果発表および可能であれば新たな計測を実施する予定である。
英文摘要
本研究は、中枢系の生体情報として高い潜在力を持つ脳波を、日常での着用に違和感のないイヤホン型電極により計測する技術を開発するものである。2022年度については、2020年度以来繰り返された新型コロナウイルスの感染拡大と、そこからの十分な収束に至らなかったことから、実験室の利用および長時間の実験については困難な状況が続いた。その一方で、これまでに取得したデータをより詳細に分析することで、あらたに成果発表をおこなうことができた。代表的なものとして下記の点があげられる。視覚的に同時に呈示される2語文の格助詞と動詞の適合性を判断する課題における事象関連電位について、側頭部電位の解析に有用な平衡型頭部外基準電極を用いて解析すると、N1およびP2、さらにゆるやかかつ大きなN400が観察された。このうち、P2は、中央から前頭にかけて最大となり、側頭部をはじめ耳朶や外耳道にも波及する幅広い分布を示した。P2は、左側においてより高振幅であるとともに、耳朶よりも外耳道においてより高振幅で記録された。既報分とあわせて総合すると、耳朶と外耳道は互いに至近でありよく似た振る舞いを示す一方で、両者には違いも存在すること、また、外耳道は実際に耳朶よりも高振幅で記録できる電位が視聴覚それぞれのモダリティにおいて存在することが示された。なお、視聴覚どちらの刺激に対しても電位が両耳朶に波及している。もしも両耳朶平均を基準にすると頭皮上で記録される電位は耳朶での電位を減算したものとなり、より頭皮上の電位が減じられて観察されることになる。このことは、視聴覚のモダリティを問わずに顕著に生じることも示された。当研究課題は、研究期間を延長し2022年度までとしていたが、再度期間延長し、2023年度までの実施を申請している。2023年度も継続して成果発表および可能であれば新たな計測を実施する予定である。
期刊论文(9)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
外耳道電極による聴覚N1の記録―伝統的解析と階層ベイズモデリングを用いた検討―
使用耳道电极记录听觉 N1 - 使用传统分析和分层贝叶斯模型进行研究 -
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Chen Hongbo, Li Menglei, Jing Lei, Cheng Zixue, 荒生弘史・諏訪園秀吾・木村晶朗・淺野裕俊・鈴木宏昌]
通讯作者:
荒生弘史・諏訪園秀吾・木村晶朗・淺野裕俊・鈴木宏昌
聴覚ミスマッチ反応と基準電極の効果―大正大学での検討―
听觉失配反应和参考电极的影响 - 大正大学的研究 -
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Chen Hongbo, Li Menglei, Jing Lei, Cheng Zixue, 荒生弘史・諏訪園秀吾・木村晶朗・淺野裕俊・鈴木宏昌, 諏訪園秀吾・荒生弘史, 岡本拓磨, 荒生弘史・諏訪園秀吾・鈴木宏昌・島田浩太・二木大地・中西淑乃]
通讯作者:
荒生弘史・諏訪園秀吾・鈴木宏昌・島田浩太・二木大地・中西淑乃
2語同時呈示に対する事象関連電位―正文・非文によるN1効果とP2の外耳道への波及に着目して―
对同时呈现两个单词的事件相关电位 - 关注积极句子和非句子句子的 N1 效应以及 P2 向外耳道的传播 -
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takuma Okamoto, Katsushi Ueno, Tsukasa Okabe, Kentaro Tani, Yasuhiko Yoshikata, Miyuki Sudo, Manae Kuwahara, and Keita Hikita, 荒生弘史・諏訪園秀吾・木村晶朗・淺野裕俊・鈴木宏昌]
通讯作者:
荒生弘史・諏訪園秀吾・木村晶朗・淺野裕俊・鈴木宏昌
平衡型頭部外基準電極を用いたミスマッチ陰性電位記録の検討
使用平衡颅外参考电极检查失配负电位记录
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Dai Zeyang, Jing Lei, 五十嵐洋, 岡本拓磨, 諏訪園秀吾・荒生弘史・島田浩太・鈴木宏昌・二木大地]
通讯作者:
諏訪園秀吾・荒生弘史・島田浩太・鈴木宏昌・二木大地
神経難病在宅モニタリングにおけるデータサイエンスへの期待: ALS・筋ジストロフィー・パーキンソンにおいて脳波をどう用いていくか
数据科学在疑难神经疾病家庭监测中的期望:如何利用脑电波治疗 ALS、肌营养不良症和帕金森病
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yamamoto Keiko, Matsumoto Koshiro, Usui Tomonori, Kanaya Ichi, Tsujino Yoshihiro, 佐々木元気,五十嵐洋, 岡本拓磨,大山慎二,上野克司,岡部司,谷 健太郎, H. Chen and L. Jing, 小林航大,五十嵐洋, 諏訪園秀吾]
通讯作者:
諏訪園秀吾
共 8 条
音楽の感性処理における複合性および相互作用に関する研究
-
批准号:18730476
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$1.86万
-
财政年份:2006
-
负责人:荒生 弘史
-
依托单位:
和音認知における処理過程の特性解析
-
批准号:99J03297
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.15万
-
财政年份:1999
-
负责人:荒生 弘史
-
依托单位: