電子記録債権の新たな活用のための研究
電子記録債権の新たな活用のための研究
批准号:
18K12681
负责人:
切詰 和雅
金额:
$2.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
「他人になりすまして電子記録の請求における意思表示をした者の責任」に関して、研究会報告と論文を執筆した。他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合に、その他人が権限を有していなかったときには、その他人の法的責任および名義人本人の法的責任はいかに考えるべきであろうか。権限のない他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合、代理方式が採られていれば「無権代理」、代行方式が採られていれば「なりすまし」として取り扱われるが、立案担当者は、両者を区別することなく、次のように解している。すなわち、無権代理人やなりすましの責任については、電子記録債権法13条によって「過失」を「重大な過失」と読み替えられたうえで、民法117条が適用ないし類推適用され、本人の責任については、民法の表見代理の規定が適用ないし類推適用されると解している。要するに、無権代理の場合もなりすましの場合も、民法の代理に関する諸規定が適用または類推適用されると考えている。しかし、実務において、電子記録の請求は原則として債務者請求方式がとられており、また、基本的にインターネットを通じてなされる。このような現状においては、債務者の電子記録の請求が他人によってなされたか否かについて、相手方は関知しようがないのではなかろうか。それにもかかわらず、権限のない他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合に、果たして民法の代理に関する諸規定を適用または類推適用することは妥当であろうか。この点に関して、手形の偽造における議論を参考にし、かつ、手形法と電子記録債権法との差異に留意して、検討を加えた。今後、電子取引が増加していくであろう社会において、電子記録債権法にかかわらず、なりすましをした者に対して現行法において如何に対応するかの検討は必須であり、本研究はその検討の一つとして意義を有する。
英文摘要
「他人になりすまして電子記録の請求における意思表示をした者の責任」に関して、研究会報告と論文を執筆した。他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合に、その他人が権限を有していなかったときには、その他人の法的責任および名義人本人の法的責任はいかに考えるべきであろうか。権限のない他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合、代理方式が採られていれば「無権代理」、代行方式が採られていれば「なりすまし」として取り扱われるが、立案担当者は、両者を区別することなく、次のように解している。すなわち、無権代理人やなりすましの責任については、電子記録債権法13条によって「過失」を「重大な過失」と読み替えられたうえで、民法117条が適用ないし類推適用され、本人の責任については、民法の表見代理の規定が適用ないし類推適用されると解している。要するに、無権代理の場合もなりすましの場合も、民法の代理に関する諸規定が適用または類推適用されると考えている。しかし、実務において、電子記録の請求は原則として債務者請求方式がとられており、また、基本的にインターネットを通じてなされる。このような現状においては、債務者の電子記録の請求が他人によってなされたか否かについて、相手方は関知しようがないのではなかろうか。それにもかかわらず、権限のない他人によって電子記録の請求の意思表示がなされる場合に、果たして民法の代理に関する諸規定を適用または類推適用することは妥当であろうか。この点に関して、手形の偽造における議論を参考にし、かつ、手形法と電子記録債権法との差異に留意して、検討を加えた。今後、電子取引が増加していくであろう社会において、電子記録債権法にかかわらず、なりすましをした者に対して現行法において如何に対応するかの検討は必須であり、本研究はその検討の一つとして意義を有する。
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他人になりすまして電子記録の請求における意思表示をした者の責任
冒充他人表达索取电子记录意图的人的责任
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
高知論叢
影响因子:
--
作者:
[畠田 公明, 前越 俊之, 嘉村 雄司, 後藤 浩士, 畠田公明=松本博=前越俊之=嘉村雄司, 德本穰ほか編, 浅野 雄太, 切詰和雅]
通讯作者:
切詰和雅
電子記録請求における本人になりすました者の責任
冒充委托人索取电子记录的责任
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[行岡睦彦, 金村公樹, 浅野 雄太, 切詰和雅, 松本圭史, 行岡睦彦, 棚橋洋平, 平野秀文, 切詰和雅]
通讯作者:
切詰和雅
電子記録債権法における善意取得の適用範囲
《电子记录债权法》善意取得的适用范围
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
高知論叢
影响因子:
--
作者:
[行岡睦彦, 金村公樹, 浅野 雄太, 切詰和雅]
通讯作者:
切詰和雅
電子記録債権法における「なりすまし」の法的性質
《电子记录债权法》中“欺骗”的法律性质
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[行岡睦彦, 金村公樹, 浅野 雄太, 切詰和雅, 松本圭史, 行岡睦彦, 棚橋洋平, 平野秀文, 切詰和雅, 比較刑法研究会(代表:高橋則夫)・松本圭史, 切詰和雅]
通讯作者:
切詰和雅
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