著しく分散能力の高い幼生期を有する水産ベントスのコネクティビティー解析手法の開発
著しく分散能力の高い幼生期を有する水産ベントスのコネクティビティー解析手法の開発
批准号:
19H03028
负责人:
入江 貴博
金额:
$11.07万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2023-03-31
中文摘要
生活史の初期に浮遊幼生期を持つ海産ベントスでは、底生個体群への加入量の変動が、着底後個体の資源量を決める重要な決定因子となっている。幼生期の受動的な移流分散過程や生存過程には多くの不確定要素が絡む。海洋環境、個体群動態、生活史といった複合的な情報源をモデル上で統合することで、加入量変動の理解と予測性能を改善するための枠組みを構築することが、本課題のねらいとなっている。そのような背景の下で、本研究では熱帯から温帯にかけての複数の野外個体群でサンプリングを行い、次世代シーケンサーを用いた集団規模での遺伝子解析、浮遊幼生期に作られた貝殻の微量元素分析、浮遊幼生の飼育実験を組み合わせることで、幼生分散パターンの正確な定量化を実現するための情報を収集している。2022年度の前半は、2021年度に引き続いて、幼生期に形成される炭酸塩骨格(幼生殻)の微量元素分析に時間を充てた。EPMAに付属するWDS機能を利用することで、アラゴナイト硬組織に含まれるストロンチウム(Sr)やマグネシウム(Mg)を高精度で定量化するために必要となるデータの収集と解析に時間を費やした。従来、これらの元素の定量に利用されてきたZAF補正と呼ばれる近似的手法に代わり、観測された特性X線強度から直接にSr/CaやMg/Caといった元素比を推定するための検量線を確立した。この成果は2023年7月に開催される国際学会で発表した後に、質量分析学の国際的専門誌に投稿すべく、論文原稿を執筆中である。2023年度の後半には、酸素安定同位体比の温度に対する関数関係の高精度化に必要なデータを得るため、琉球大学瀬底研究施設において研究対象種の飼育実験を行った。23℃と32℃の2温度区を設けた上で、海水の酸素安定同位体比を計算する上で必要となる蒸発量を塩分としてモニタリングした。骨格と海水の同位体は次年度以降に持ち越しとなった。
英文摘要
生活史の初期に浮遊幼生期を持つ海産ベントスでは、底生個体群への加入量の変動が、着底後個体の資源量を決める重要な決定因子となっている。幼生期の受動的な移流分散過程や生存過程には多くの不確定要素が絡む。海洋環境、個体群動態、生活史といった複合的な情報源をモデル上で統合することで、加入量変動の理解と予測性能を改善するための枠組みを構築することが、本課題のねらいとなっている。そのような背景の下で、本研究では熱帯から温帯にかけての複数の野外個体群でサンプリングを行い、次世代シーケンサーを用いた集団規模での遺伝子解析、浮遊幼生期に作られた貝殻の微量元素分析、浮遊幼生の飼育実験を組み合わせることで、幼生分散パターンの正確な定量化を実現するための情報を収集している。2022年度の前半は、2021年度に引き続いて、幼生期に形成される炭酸塩骨格(幼生殻)の微量元素分析に時間を充てた。EPMAに付属するWDS機能を利用することで、アラゴナイト硬組織に含まれるストロンチウム(Sr)やマグネシウム(Mg)を高精度で定量化するために必要となるデータの収集と解析に時間を費やした。従来、これらの元素の定量に利用されてきたZAF補正と呼ばれる近似的手法に代わり、観測された特性X線強度から直接にSr/CaやMg/Caといった元素比を推定するための検量線を確立した。この成果は2023年7月に開催される国際学会で発表した後に、質量分析学の国際的専門誌に投稿すべく、論文原稿を執筆中である。2023年度の後半には、酸素安定同位体比の温度に対する関数関係の高精度化に必要なデータを得るため、琉球大学瀬底研究施設において研究対象種の飼育実験を行った。23℃と32℃の2温度区を設けた上で、海水の酸素安定同位体比を計算する上で必要となる蒸発量を塩分としてモニタリングした。骨格と海水の同位体は次年度以降に持ち越しとなった。
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炭酸塩酸素安定同位体比の温度依存性:気づいたこと・気をつけたいこと
碳酸盐氧稳定同位素比的温度依赖性:我注意到了什么以及应该注意什么
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Irie Takahiro, Suzuki Atsushi, Takahiro Irie and Seiji Arakaki, Takahiro Irie and Seiji Arakaki, 入江貴博]
通讯作者:
入江貴博
Estimation of the variance component due to the temperature-size rule in wild populations of an intertidal gastropod with determinate growth.
确定生长的潮间带腹足动物野生种群中温度大小规则引起的方差分量的估计。
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Irie, Atsushi Suzuki]
通讯作者:
Atsushi Suzuki
Protandrous hermaphroditism with male regression: An explanation based on evolutionarily stable mixed strategies.
早熟雌雄同体与男性退化:基于进化稳定混合策略的解释。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Irie Takahiro, Suzuki Atsushi, Takahiro Irie and Seiji Arakaki, Takahiro Irie and Seiji Arakaki]
通讯作者:
Takahiro Irie and Seiji Arakaki
Protandrous hermaphroditism with male regression: Is it evolutionarily stable or suboptimal exempt from natural selection?
先熟两性与男性退化:它在进化上是稳定的还是次优的,不受自然选择的影响?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shota Hosono, Takahiro Irie, Jun Yamamoto, Mitsuhiro Nakaya, Yasunori Sakurai, Tomohiko Kawamura, Yoko Iwata, Takahiro IRIE and Seiji Arakaki]
通讯作者:
Takahiro IRIE and Seiji Arakaki
Population differentiation of the endangered salt-marsh snail <i>Ellobium chinense</i> in Japan (Gastropoda: Ellobiidae)
日本濒危盐沼蜗牛Ellobium chinense的种群分化(腹足纲:Ellobiidae)
DOI:
10.3800/pbr.17.66
发表时间:
2022
期刊:
Plankton and Benthos Research
影响因子:
0.6
作者:
[Inoue Karin, Yahagi Takuya, Kimura Taeko, Kano Yasunori]
通讯作者:
Kano Yasunori
共 10 条
水産ベントス浮遊幼生期の生活史に対する温暖化と水温上昇の影響評価のための国際協力
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批准号:20KK0347
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项目类别:Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
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资助金额:$8.99万
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财政年份:2022
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负责人:入江 貴博
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依托单位:
メタ個体群を作る海洋性ベントスの生活史進化:時間的・空間的に不均質な環境への適応
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批准号:08J02450
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2008
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负责人:入江 貴博
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依托单位:
海洋生物の生活史進化の理論的研究:空間的・時間的に大きく変化する環境への適応
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批准号:05J06253
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2005
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负责人:入江 貴博
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依托单位:
海外基金