课题基金 / 基金详情

「専門知」と「患者の知」をめぐる医療人類学的研究

「専門知」と「患者の知」をめぐる医療人類学的研究
“专家知识”与“患者知识”的医学人类学研究
批准号:
16J40056
负责人:
牛山 美穂
金额:
$1.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
2017年度は、今まで蓄積してきた「患者の知」にかかわるデータと医師の「専門知」にかかわるデータの両方を分析しながら、両者の知がいかに異なり、どのようにすればその齟齬を埋めていくことができるかを検討してきた。まず、患者の知に関して考察を深め「書評論文リプライ:患者の「信念」から「知」へ」を執筆し、『保健医療社会学論集』に掲載された。ここでは、患者の病いについての経験が、人類学のなかではおもに「医学的には誤った」というニュアンスを込めて「信念」と捉えられてきたのに対し、2000年代以降の研究ではそれが医師のもつ「専門知」とは異なった形の、ある種の正当性をもった「知」として扱われるようになってきていることを指摘した。さらに、その具体的な事例として、2010年代以降に活発化してきた欧米のアトピー性皮膚炎の患者団体の動きに注目し、いかに彼らが既存の医学知に異議を申し立て、医学的な見解を覆そうとしているか、という点について述べた。また、2017年度は、研究成果の英語化を進めてきた。拙著『ステロイドと「患者の知」:アトピー性皮膚炎のエスノグラフィー』を英訳出版するため、英国の出版社Routledgeに出版についてのプロポーザルを提出した。現在、査読結果に対する返答を準備している段階である。また、英訳出版にあたって、本文の改稿作業を進めている。日本語版では、患者の知についての考察に限界があったが、英語版では、欧米において患者の経験がいかに「信念」ではなく「知」として扱われるようになったかという点などをより詳しく加筆している。
英文摘要
2017年度は、今まで蓄積してきた「患者の知」にかかわるデータと医師の「専門知」にかかわるデータの両方を分析しながら、両者の知がいかに異なり、どのようにすればその齟齬を埋めていくことができるかを検討してきた。まず、患者の知に関して考察を深め「書評論文リプライ:患者の「信念」から「知」へ」を執筆し、『保健医療社会学論集』に掲載された。ここでは、患者の病いについての経験が、人類学のなかではおもに「医学的には誤った」というニュアンスを込めて「信念」と捉えられてきたのに対し、2000年代以降の研究ではそれが医師のもつ「専門知」とは異なった形の、ある種の正当性をもった「知」として扱われるようになってきていることを指摘した。さらに、その具体的な事例として、2010年代以降に活発化してきた欧米のアトピー性皮膚炎の患者団体の動きに注目し、いかに彼らが既存の医学知に異議を申し立て、医学的な見解を覆そうとしているか、という点について述べた。また、2017年度は、研究成果の英語化を進めてきた。拙著『ステロイドと「患者の知」:アトピー性皮膚炎のエスノグラフィー』を英訳出版するため、英国の出版社Routledgeに出版についてのプロポーザルを提出した。現在、査読結果に対する返答を準備している段階である。また、英訳出版にあたって、本文の改稿作業を進めている。日本語版では、患者の知についての考察に限界があったが、英語版では、欧米において患者の経験がいかに「信念」ではなく「知」として扱われるようになったかという点などをより詳しく加筆している。
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