現代責任論の責任概念分析とその教育学的意義
現代責任論の責任概念分析とその教育学的意義
批准号:
18J13991
负责人:
大中 のぞみ
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究の目的は、米国の政治哲学者であるアイリス・マリオン・ヤングの責任論における「他者」の射程を明らかにすることである。ヤングは、現代社会における構造的不正義を問題視し、個人主義を超えて、人々のつながりに着目した責任の「社会的つながりモデル」を構想した。ただし、そこでは国境を超えた空間軸でつながる他者への責任については明示されているが、時間軸でつながる未来世代の他者への責任については言及されていない。そこで、その究明のため彼女の論について、初期思想から読み解く必要があると考えた。初年度はヤングの初期思想であるフェミニズム論を手掛かりに、ヤング責任論の背景的思想を明らかにすることを目的とした。以下、簡潔に整理したい。第一に、ヤングは、初期フェミニズム論において、メルロ・ポンティとボーヴォワールから現象学的分析手法を取り入れている。ヤングは、女性に特有の動作(例えば投球動作)や経験(例えば妊娠)を現象学的に考察することを通して、社会構造が個人の生活世界にどれほどの影響をもたらすかを分析している。第二に、ヤングは政治論の中心に、彼女独自のフェミニズム論を据えている。各人の「生きられた身体」を重要視する彼女のフェミニズム論に基づき、集団の画一化や功利主義的な少数者排除を批判し、のちに政治論において、標準化批判、集団代表制の提唱、多文化主義の理論構築を行っている。第三に、ヤングは責任論において、構造的不正義の是正のためには集団を形成する必要があると主張し、その集団が、目的を常に一定に保つ集団ではなくとも、連続性として緩やかにつながった集合体であるとしている。これはサルトルの分析をもとにしたヤング独自の集団概念だが、現在世代が何らかの形で未来世代とつながっていることを示唆するものである。以上はヤングの責任論を解釈するうえで、重要な手がかりとなりうると考えている。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
I.M.ヤングのフェミニスト現象学的身体論の教育学的意義
I.M.杨女性主义现象学身体理论的教学意义
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
教育学研究紀要(CD-ROM版)
影响因子:
--
作者:
[田中 駿祐, 田中 駿祐, 大中のぞみ]
通讯作者:
大中のぞみ
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