マクロライド耐性化による百日咳菌の増殖性および病原性の変化
マクロライド耐性化による百日咳菌の増殖性および病原性の変化
批准号:
21K15441
负责人:
小出 健太郎
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
今年度は、大阪で分離されたマクロライド耐性百日咳菌株の細胞障害性を、マクロライドに対して感受性を示す百日咳菌流行株と比較することで評価した。百日咳菌を含むBordetella属菌はタイプIII分泌装置とよばれる病原因子分泌装置を有しており、この装置を介して分泌される蛋白質が病原性に深く関与していることが示唆されている。Bordetella属菌を培養細胞に感染させると、タイプIII分泌装置の働きによって細胞膜を損傷することが過去の研究で報告されている。本研究では、マクロライド耐性百日咳菌株および流行株をラット肺上皮由来のL2細胞にそれぞれ感染させ、細胞から培地中に放出された乳酸脱水素酵素(LDH)活性を測定することにより細胞傷害性を評価した。その結果、マクロライド耐性百日咳菌株と流行株の細胞障害性に統計学的な差は見られなかった。今回の実験では、複数のマクロライド感受性流行株を使用したが、株間で細胞障害性は大きく異なることが明らかになり、マクロライド耐性化に伴う百日咳菌の細胞障害性の変化は確認できなかった。上記の実験に加えて、日本で2株目となるマクロライド耐性百日咳菌株の全ゲノム解析を実施した。ショートリードおよびロングリードを使用したハイブリッドアセンブルによって高精度な完全長配列を決定し、国際的なデータバンクに登録した。今回得られたゲノム配列を日本で最初に確認されたマクロライド耐性百日咳菌のゲノム配列と比較したところ、複数の遺伝子上に一塩基変異が確認され、またゲノム構造も異なることが明らかになった。
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