ABO血液型不適合腎移植における抗血液型抗体価リバウンド現象発症機序の解明
ABO血液型不適合腎移植における抗血液型抗体価リバウンド現象発症機序の解明
批准号:
21K16396
负责人:
山本 竜平
金额:
$2.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
ABO血液型不適合生体腎移植では、術前に抗血液型抗体価を十分に低下させるための強力な脱感作療法が必要不可欠である。しかし、抗体除去療法を施行したに関わらず、すぐに抗体除去療法前の抗血液型抗体価まで再上昇してしまういわゆる『リバウンド現象』はリツキシマブ時代となった現在においてもしばしば遭遇する事象である。そこで、我々は、秋田大学で2006年~2022年までにリツキシマブ(200mg/body)投与後にABO血液型不適合性遺体腎移植を施行した85例を対象にリバウンド現象と液性拒絶の関連及びリバウンド現象の発症機序について研究を行った。ABO血液型抗体価のリバウンド現象を認めた症例は22例(26%)であった。リバウンド現象が起こる術前の危険因子は、ベースラインの抗血液型抗体価128倍以上(p<0.001, 7.066[2.257-22.121])であった。また、移植後1カ月以内に液性拒絶反応を発症した症例は12例(14%)であった。液性拒絶反応のリスク因子の検討では、治療開始前や移植直前のABO血液型抗体価は有意な危険因子ではなかったのに対して、抗体価リバウンド現象は液性拒絶反応の有意な危険因子であった(p=0.005)。また血清BAFF濃度(B cell activating factor belonging to the tumor necrosis factor family)は、移植前日と術翌日で有意に抗体価リバウンド症例で高値であった。このことから、抗体価リバウンドにBAFFが影響している可能性が示唆された。さらに現在移植術時に採取した2次リンパ組織を使用して、CD20、CD138などのB細胞レパートリー染色を行っており、リバウンド現象との関連性を探索中である。
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