3次元培養を用いた甲状腺眼症における眼窩部炎症線維化の病態解明
3次元培養を用いた甲状腺眼症における眼窩部炎症線維化の病態解明
批准号:
21K16900
负责人:
日景 史人
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
甲状腺眼症(GO)における眼球周囲組織の炎線維性変化には甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)とインスリン様成長因子1受容体(IGF-1R)が共役して関与するがその病態機序は不明である。本研究ではGO患者より得られたヒト眼窩線維芽細胞(OF)の3次元培養を用いて組織の線維化・硬化を再現する病態モデルを作成し,IGF-1R阻害薬(Linsitinib)のECM remodelingを中心に検討を行った。GO患者(n=5)よりOFを初期培養後、drop culture法を用いてspheroidを作成。10ng/mL M22 (recombinant TSH受容体抗体)と100μM IGF-1での刺激により線維性変化を誘導し、10μM Linsitinibを同時に投与し培養を6日間行った。回収したspheroidにおいて物理学特性であるサイズとマイクロ圧縮法による硬度測定を行い、様々なコラーゲンを中心としたECM関連遺伝子とタンパク質の発現をリアルタイムPCRおよび免疫染色により検討した。GO spheroidは対照群と比較しM22およびIGF-1刺激によりサイズの変化は認めなかったが、有意な硬度の増加を認めた(相乗効果はなし)。また、M22刺激ではVI型コラーゲン(COL6) 及びフィブロネクチン(FN)の沈着増加、IGF-1ではCOL4、6、FNの有意な発現増強と沈着増加を認め、この線維性変化をLinsitinibは有意に抑制した。IGF-1R阻害薬であるLinsitinibはGOにおける眼球周囲組織の線維化および硬化を減弱することによりGOの新規治療薬となり得る可能性を示した。
英文摘要
甲状腺眼症(GO)における眼球周囲組織の炎線維性変化には甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)とインスリン様成長因子1受容体(IGF-1R)が共役して関与するがその病態機序は不明である。本研究ではGO患者より得られたヒト眼窩線維芽細胞(OF)の3次元培養を用いて組織の線維化・硬化を再現する病態モデルを作成し,IGF-1R阻害薬(Linsitinib)のECM remodelingを中心に検討を行った。GO患者(n=5)よりOFを初期培養後、drop culture法を用いてspheroidを作成。10ng/mL M22 (recombinant TSH受容体抗体)と100μM IGF-1での刺激により線維性変化を誘導し、10μM Linsitinibを同時に投与し培養を6日間行った。回収したspheroidにおいて物理学特性であるサイズとマイクロ圧縮法による硬度測定を行い、様々なコラーゲンを中心としたECM関連遺伝子とタンパク質の発現をリアルタイムPCRおよび免疫染色により検討した。GO spheroidは対照群と比較しM22およびIGF-1刺激によりサイズの変化は認めなかったが、有意な硬度の増加を認めた(相乗効果はなし)。また、M22刺激ではVI型コラーゲン(COL6) 及びフィブロネクチン(FN)の沈着増加、IGF-1ではCOL4、6、FNの有意な発現増強と沈着増加を認め、この線維性変化をLinsitinibは有意に抑制した。IGF-1R阻害薬であるLinsitinibはGOにおける眼球周囲組織の線維化および硬化を減弱することによりGOの新規治療薬となり得る可能性を示した。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
IGF-1R阻害薬はGO病態モデリングにおいて線維性変化を減弱する
IGF-1R 抑制剂减轻 GO 病理模型中的纤维化变化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Terao Ryo, Matsuda Aya, Ogawa Asako, Shimizu Kimiko, Azuma Keiko, Inoue Tatsuya, Obata Ryo, 東惠子, 日景史人]
通讯作者:
日景史人
オルガノイド病態モデリングを用いた甲状腺眼症の病態解明と新規治療薬IGF-1R阻害薬について
利用类器官病理学模型和新治疗药物 IGF-1R 抑制剂阐明甲状腺眼病的病理学
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Terao Ryo, Matsuda Aya, Ogawa Asako, Shimizu Kimiko, Azuma Keiko, Inoue Tatsuya, Obata Ryo, 東惠子, 日景史人, 日景史人]
通讯作者:
日景史人
オルガノイド病態モデリングを用いた甲状腺眼症の病態解明とIGF-1R阻害薬の検討
使用类器官病理学模型阐明甲状腺眼病的病理学并研究 IGF-1R 抑制剂
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Terao Ryo, Matsuda Aya, Ogawa Asako, Shimizu Kimiko, Azuma Keiko, Inoue Tatsuya, Obata Ryo, 東惠子, 日景史人, 日景史人, 日景史人]
通讯作者:
日景史人