非共線スピン構造の磁気ゆらぎを利用した量子伝導現象の開拓
非共線スピン構造の磁気ゆらぎを利用した量子伝導現象の開拓
批准号:
22K14011
负责人:
藤代 有絵子
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
今年度はまず、らせん磁気秩序とトポロジカル磁気構造を有するカイラル磁性体FeGeにおいて、長距離磁気秩序が消失する圧力誘起量子臨界点(~19 GPa)とその近傍における特異な電荷輸送特性の探索を行った。最大で50 GPaにも及ぶ高圧力下での電荷輸送特性の測定には様々な技術的困難が伴うため、今年度は特にダイヤモンドアンビルセル(DAC)の技術習得に取り組み、収束イオンビーム(FIB)技術も組み合わせることで電極形成を行うなどの工夫をし、初めて50 GPa程度まで磁気抵抗・ホール抵抗を測定することに成功した。その結果、金属絶縁体転移の兆候に加えて、量子臨界点の直上では時間反転対称性を破るようなゼロ磁場での異常ホール効果の観測に成功した。同じ結晶構造をもつMnSiの圧力誘起相転移近傍では、磁場誘起のトポロジカルホール効果しか観測されておらず、これは特筆すべき違いと言える。一方、スピンダイナミクスのベリー位相に由来する創発インダクタ効果についても探索を行った。複雑ならせん磁気構造を持つEu化合物において巨大な創発インダクタ効果を観測し、ミクロな磁気構造の変化に応じた符号変化などを観測することに成功した。特に、これまで報告されている創発インダクタ効果は主にインダクタンスの符号が負であったが、今回の物質では正のインダクタ効果が広い温度・磁場領域において見えているため、創発インダクタの符号の起源を探索する上で興味深い対象物質となることが期待される。加えて、いくつかの強磁性体においても、転移温度近傍のスピン揺らぎに由来した創発インダクタ効果を観測することに成功した。
英文摘要
今年度はまず、らせん磁気秩序とトポロジカル磁気構造を有するカイラル磁性体FeGeにおいて、長距離磁気秩序が消失する圧力誘起量子臨界点(~19 GPa)とその近傍における特異な電荷輸送特性の探索を行った。最大で50 GPaにも及ぶ高圧力下での電荷輸送特性の測定には様々な技術的困難が伴うため、今年度は特にダイヤモンドアンビルセル(DAC)の技術習得に取り組み、収束イオンビーム(FIB)技術も組み合わせることで電極形成を行うなどの工夫をし、初めて50 GPa程度まで磁気抵抗・ホール抵抗を測定することに成功した。その結果、金属絶縁体転移の兆候に加えて、量子臨界点の直上では時間反転対称性を破るようなゼロ磁場での異常ホール効果の観測に成功した。同じ結晶構造をもつMnSiの圧力誘起相転移近傍では、磁場誘起のトポロジカルホール効果しか観測されておらず、これは特筆すべき違いと言える。一方、スピンダイナミクスのベリー位相に由来する創発インダクタ効果についても探索を行った。複雑ならせん磁気構造を持つEu化合物において巨大な創発インダクタ効果を観測し、ミクロな磁気構造の変化に応じた符号変化などを観測することに成功した。特に、これまで報告されている創発インダクタ効果は主にインダクタンスの符号が負であったが、今回の物質では正のインダクタ効果が広い温度・磁場領域において見えているため、創発インダクタの符号の起源を探索する上で興味深い対象物質となることが期待される。加えて、いくつかの強磁性体においても、転移温度近傍のスピン揺らぎに由来した創発インダクタ効果を観測することに成功した。
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Topological magnetic structures in MnGe: Neutron diffraction and symmetry analysis
MnGe 中的拓扑磁结构:中子衍射和对称性分析
DOI:
10.1103/physrevb.107.024410
发表时间:
2023
期刊:
Physical Review B
影响因子:
3.7
作者:
[Pomjakushin V., Plokhikh I., White J. S., Fujishiro Y., Kanazawa N., Tokura Y., Pomjakushina E.]
通讯作者:
Pomjakushina E.
Quantum phase transition and magneto-transport properties in a chiral helimagnet FeGe under high pressure
高压下手性螺旋磁体 FeGe 的量子相变和磁输运特性
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Fujishiro, C. Terakura, A. Miyake, M. Tokunaga, N. Kanazawa, N. Ogawa, K. Shimizu, Y. Tokura]
通讯作者:
Y. Tokura
Direct observations of spin fluctuations in spin-hedgehog-anti-hedgehog lattice states in MnSi1-xGex (x = 0.6 and 0.8) at zero magnetic field
零磁场下 MnSi1-xGex (x = 0.6 和 0.8) 中自旋刺猬-反刺猬晶格态自旋涨落的直接观察
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
arXiv
影响因子:
--
作者:
[S. Aji, T. Oda, Y. Fujishiro, N. Kanazawa, H. Saito, H. Endo, M. Hino, S. Itoh, T. Arima, Y. Tokura, T. Nakahima]
通讯作者:
T. Nakahima
カイラルらせん磁性体FeGeにおける 圧力誘起量子相転移と多彩な磁気輸送現象
手性螺旋磁性材料 FeGe 中压力诱导的量子相变和各种磁输运现象
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[藤代有絵子, 寺倉千恵子, 三宅厚志, 徳永将史, 金澤直也, 小川直毅, 清水克哉, 十倉好紀]
通讯作者:
十倉好紀
DOI:
10.7566/jpsj.91.101002
发表时间:
2022
期刊:
Journal of the Physical Society of Japan
影响因子:
1.7
作者:
[N. Kanazawa;Y. Fujishiro;K. Akiba;R. Kurihara;H. Mitamura;A. Miyake;A. Matsuo;K. Kindo;M. Tokunaga;Y. Tokura]
通讯作者:
N. Kanazawa;Y. Fujishiro;K. Akiba;R. Kurihara;H. Mitamura;A. Miyake;A. Matsuo;K. Kindo;M. Tokunaga;Y. Tokura
共 9 条
磁気構造のトポロジー制御による電子機能物性の開拓
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批准号:18J20959
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2018
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负责人:藤代 有絵子
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依托单位:
海外基金