ナノ粒子による血管新生の調整は癌免疫療法を賦活化するか?
ナノ粒子による血管新生の調整は癌免疫療法を賦活化するか?
批准号:
22K17156
负责人:
寺岡 駿
金额:
$2.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
癌治療における近年のパラダイムシフトの一つに免疫チェックポイント阻害薬の登場が挙げられます。従来の抗癌薬が、細胞分裂阻害による殺細胞効果など、生体内における様々な機能を抑制することで作用しているのに対し、癌免疫療法は免疫チェックポイント阻害薬により免疫応答を抑制するブレーキを解除し、癌への免疫応答を高めることで効果を発揮します。この免疫応答をより選択的に、より効率よく作用させることは可能か?を検討することが本研究の目的です。癌治療のみならず様々な医療分野で、ナノ粒子の研究が活発化しています。ナノ粒子は抗腫瘍効果や放射線、抗癌薬の増強効果を示すことがすでに報告されており、近年はナノ粒子の血管新生調整機能、つまり血管新生阻害のみならず血管新生の促進や病的血管新生を正常化する働きもあることが注目されています。そこで本研究は、ナノ粒子を癌による病的血管新生にのみ選択的に作用させ、癌による病的血管新生を調整することで癌免疫治療を選択的かつ効率よく賦活化させることは可能か?を明らかにしたいと考えています。ナノ粒子を実際に生体に用いるには多くの課題が山積しています。それらを一つずつ解決していく必要があります。本研究の主たる課題は、「抗癌薬の免疫応答をいかに効率良く賦活化するか?」であり、当該年度は本研究の初年度で、まずすでに臨床応用されている化学製剤の反応賦活化実験を施行しました。その結果、特定の化学製剤に対しレーザー照射を加えることでヒト口腔腫瘍培養細胞の増殖を抑制し、細胞死を良好に誘導することが分かりました。現在これらの結果をまとめています。今後は動物実験などを進めていく所存です。
英文摘要
癌治療における近年のパラダイムシフトの一つに免疫チェックポイント阻害薬の登場が挙げられます。従来の抗癌薬が、細胞分裂阻害による殺細胞効果など、生体内における様々な機能を抑制することで作用しているのに対し、癌免疫療法は免疫チェックポイント阻害薬により免疫応答を抑制するブレーキを解除し、癌への免疫応答を高めることで効果を発揮します。この免疫応答をより選択的に、より効率よく作用させることは可能か?を検討することが本研究の目的です。癌治療のみならず様々な医療分野で、ナノ粒子の研究が活発化しています。ナノ粒子は抗腫瘍効果や放射線、抗癌薬の増強効果を示すことがすでに報告されており、近年はナノ粒子の血管新生調整機能、つまり血管新生阻害のみならず血管新生の促進や病的血管新生を正常化する働きもあることが注目されています。そこで本研究は、ナノ粒子を癌による病的血管新生にのみ選択的に作用させ、癌による病的血管新生を調整することで癌免疫治療を選択的かつ効率よく賦活化させることは可能か?を明らかにしたいと考えています。ナノ粒子を実際に生体に用いるには多くの課題が山積しています。それらを一つずつ解決していく必要があります。本研究の主たる課題は、「抗癌薬の免疫応答をいかに効率良く賦活化するか?」であり、当該年度は本研究の初年度で、まずすでに臨床応用されている化学製剤の反応賦活化実験を施行しました。その結果、特定の化学製剤に対しレーザー照射を加えることでヒト口腔腫瘍培養細胞の増殖を抑制し、細胞死を良好に誘導することが分かりました。現在これらの結果をまとめています。今後は動物実験などを進めていく所存です。
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