映画研究による観光客のまなざし論の展開―観光表象研究を軸に
映画研究による観光客のまなざし論の展開―観光表象研究を軸に
批准号:
22K18109
负责人:
須川 まり
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2027-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
初年度にあたる2022年度は、研究計画書の1年目に沿って、考察対象として提示したソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)に関連する研究に従事した。本作はインバウンド観光客目線での日本のイメージや京都と東京の観光場面が登場し、観客は映画作品を通して擬似観光体験ができる作品である。理論研究としては海外からみる日本のイメージについてオリエンタリズムに関する文献調査を実施した。次に東京観光と京都観光の違いを提示するために、『ロスト・イン・トランスレーション』のロケ地調査を行い、京都観光における主人公の移動ルートの特定をした。くわえて本作に登場する観光対象の特徴を明らかにするために、京都観光の場面が登場する国内外の1990年代以降の映画とアニメーション作品の特徴を抽出し、ランドマーク表象分析を行った。本研究に関連して実施された京都観光表象に関する成果は2023年秋頃に著書の一部(共同執筆)で刊行予定である。『ロスト・イン・トランスレーション』の東京観光については、国内観光の場面が登場する小津安二郎監督の『東京物語』(1953年)との類似点と相違点を探っている途中である。『ロスト・イン・トランスレーション』と違い、『東京物語』の主人公はインバウンド観光客ではないが、ゲストの立場に類似性がみられると考えた。小津による東京観光表象の再整理を継続して実施している。また今後、観光表象分析の手法を発展させるための土台として、これまでの旅や観光に関連するジャンル映画の整理も行っている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文